KATOの4969『クモ二13(茶)-M-』です。
小さくてかわいいし小径カーブ対応だしスポーク車輪の改軌サンプルとしても使えそうだな?と思い改造してみました。動力ユニットASSY(定価3300円)を探していたらこれの室内灯入りが4.1k円で売っていたのでNjゲージの宣材を兼任してもらうことにしました。
・目次
買うまで知らなかったのですがクモニ13とクモハ12、床下機器パーツを作り分けているんですね。
スポーク車輪の改軌
この記事の本題です。
適当な厚めのプラ材に車軸が通る程度の穴を開け、
車輪を乗せます。
こうやってピニオンプーラーにセットして蝶ナットを回せば
車軸が動かせます!
ギア付き車軸も長さを詰めて組み立てるとこんな感じ。
スポーク車輪は車輪自体の強度が低いため、そのままピニオンプーラーにセットして車軸を押すとピニオンプーラーのU字型の切り込み部による不均等な圧力で車輪が歪んでしまいます。そのため、穴を開けた捨て板を入れて車輪全体に均等に力がかかるようにしたわけです。
台車パーツの改造
台車枠の部品は内側にある突起物を切り取ります。
ギアボックスの部品も車輪の内側に来る部分を切断し、さらに車輪と干渉する部分の幅を詰めます。
台車を組み上げるとこんな感じ。軌間と台車枠の大きさが不釣り合いな気もしますが、実物でもT台車だとこういったものがありました。似たような台車を履いた戦前〜戦中?の客車の一部は当時の海外領土等での使用に対応すべく台車枠が標準軌対応の寸法になっていたとか。旧客はこういった観点でも沼が深そうですねぇ。
組み立てたら、
完成!急カーブが似合うかわいいクルマです。
ロクハンのZゲージ用線路はカーブ半径が最大で245mmと、KATOのR282やTOMIXのC280よりも小さな物しかないのが悩みのタネ。しかし小さい車両なら問題ないですね。R490はあるけどそういう用途じゃないからなぁ。
正面を上から。車体幅と軌間の関係がいい感じですね。また、地味ながらATS-B受電器がきちんとレールの真上に来るのもポイントです。