名鉄の軽トラ保線モーターカー制作記その3、今回はちょっと寄り道して牽引するトロッコを作ります。
前回の記事はこちら。
軽トラ自体もオモリを積んだり電極を磨いたりして可能な限り集電を良くしようと努めてはいましたが、やはりレンタルレイアウト等の汚れた線路の上では集電不良で止まってしまいます。
また、HOは分岐器の無電区間が長い場合があり、軽トラ程度のホイールベースではどうしても止まってしまうという問題がありました。
これらの問題への飛び道具的な対策として、集電軸を増やすべく増結用のトロッコを作ることにしました。
・目次
実車資料
とてもシンプルなトロッコです。実車は半端な長さのレールを乗せて輸送するのに使っていたりするようです。
名鉄 須ケ口 レール 工臨(ちがう)
— 夜遊び屋本舗 (@yoasobiyahonpo) 2023年4月14日
三菱ミニキャブ牽引 レールトロ
超短尺レールを5本積込み運搬、現場とりおろし作業。
この日の現場は、新川検車区の横。
2023/04/14
先日載せた写真が予想外に話題になって、皆さん実はこういうのも興味あるのか…と驚き() pic.twitter.com/fIlXq3fbCA
車輪
本当はペアーハンズのもっと小さな車輪が良かったのですが、廃盤になっていたんですね……小型車好きには辛い話です。
ロクハンの車輪はKATO同様に車軸径が1mmだったので、KATOのNゲージ用のプラ車軸を
KATO金属車輪から抜き取った車軸で連結して伸ばせば、軌間16.5mmのロクハン車輪が作れます。
足回り
足回りを考えるにあたり、HOスケールの簡易保線トロッコ的な製品がないか探してみたのですが、NはあってもHOはないみたいですね。HOゲージerは皆このぐらい自分で作っちゃうのでしょうか。
t0.2の燐青銅板で集電板&軸受となる板を作ります。
これを2つ作り、片方はプラ角材に対して2点でしっかり固定、もう片方は1点で緩く止めて回転するようにしておきました。
これをt1プラ板を切っただけの†車体†に貼り付けます。
こうすればトロッコも線路の凹凸に追従してくれます!KATO新ポケットライン動力と同じ、イコライザー台車の構造です。
棒連結器
棒連結器に通電カプラーの機能を持たせます。
φ1.2-1.0真鍮パイプに2Pピンヘッダの片方をハンダ付け、もう片方のピンにハンダ付けしたケーブルをパイプ内に通しています。
車体(?)の裏にはエクステンション基板を貼り付け、これを足掛かりにして集電板と棒連結器を結線しています。
配線を金属パイプに通す工法は下記の作者様に教わった物です。ありがとうございます!
100均モジュール第2弾
— みかんハイボ-ル@模型垢 (@__bb8000) 2020年1月29日
大阪/福島 梅田貨物線「浄正橋踏切」完成❗️
貨物が好きで当時走り始めたSGSEと安治川タを初めて見に行った時に訪れた有名な踏切🚨🚧
フォロワ-様から踏切情景作りましょと背中を押され本格的に始動←
点灯化とあらゆるパーツを駆使して出来る限り再現してみた👍
↓↓続リプ欄 pic.twitter.com/jlQyE6AnUQ
ボリュームやスピーカー、電池ケースと基盤はこのように高架下に隠しました◎
— みかんハイボ-ル@模型垢 (@__bb8000) 2020年1月29日
難関だった踏切の製作。
ジオコレの踏切を使う予定でしたが、作るからにはしっかりとした物を作りたいので自作。
支柱はパイプを使用し、LEDの配線は中へ!
遮断棒含めゼブラ塗装をしっかりマスキングしてカッチリと👍 pic.twitter.com/y4O5KcVuOi
軽トラの連結器
軽トラ側に通電カプラーを設けます。
とても単純なものにしておきました。ピンヘッダのメス端子を改造した物をガソリンタンクに緩くネジ止めし、首を振るようにしてあります。
荷物
積み荷となるレールを作ります。
針先端を切断した画鋲にNゲージ用のレールを接着し、簡易的な荷物を作りました。レールにはTOMIXのチキ7000の積み荷を使いました(笑) ちょうど余っていたレールの有効活用です。
トロッコには画鋲の針が入る穴を開けておきました。
これで走ります!……と思ったのですが、トロッコ2両+レールでは重すぎて平地でもトラックが空転してしまいました。
トロッコ1両でも集電の改善効果は高かったので、ひとまず1両で運用することにしました。