日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【1/80】KATOヨ8000をIMONカプラーに換えてみた


KATOのHOのヨ8000をIMONカプラーに交換してみました。


カプラーポケットの加工


車体をひっくり返してカプラーポケットの部品を外します。

1.4mmビス取り付けのIMONカプラーが入るようにポケット側の中心ピン?を削って細くします。ちなみに2mmビスの物を使えばこの作業は不要です。

IMONカプラー自体も若干削って根元のプラ部分を薄くしました。


連結器高さの検証

まずは定番商品?のHO-101を取り付けます。

……何か低くない?

何だか連結器の位置が低い気がします。開放テコと連結器が離れすぎていてあまり実感的でない気がします。実車の写真と見比べたところ、連結器の位置が低いことが分かりました。


上方ヘッドカプラー

カプラーの位置が高い「上方ヘッドカプラー」なるものが用意されていたので買ってみました。

いい感じの高さになりました。HO-106です。ちなみに連結器の腕が短いHO-102を使ったところ、連結器と車体が当たってしまったので妥協して腕の長いこちらを使っています。

……では実車の連結器高さはどうなっているのか?ということでちょっと調べてみました。
実物の連結器高さの基準値は、Wikipediaいわく

標準の高さは、AARにおいては空車時850mm (32.5in) ±25mm (1in)、積車時830mm±25mmとしており、日本など大多数の採用国の高さもこれに準拠している

ということでおおよそ850mmで、Kadeeカプラーの連結面高さ基準の9.9mmというのはこれを1/87した値なのでしょう。しかし、日本流に1/80すると10.6mmぐらいになります。結構変わりますね。


KATOのヨ8000にIMONの上方ヘッドカプラーを使った場合の連結器高さはこんな感じ。おおよそ11mm、どちらかと言えば実車のAAR (Association of American Railroads) 規格の値の1/80に近いですね。

←Kadeeカプラー高さ基準に準拠 見た目重視1/80→

ここから先は機械としての国際規格に合わせることと模型としての見栄えのせめぎ合いです。実際、ケーディーカプラーの規格に合わせた車両を見た目優先で作った日本型車両と並べると連結器高さが連結できないぐらいにズレているんですよね(大人の事情でNDCキットの台車がオーバースケール気味なのも影響していますが)


作りかけの模型1両で嬬恋に参戦する人の図

個人的には海外型と日本型を連結して遊ぶことは無いと判断したので、模型としての見栄えを優先することにしました。模型のスケールの話は根が深いですねぇ。



IMONさん、ぜひ番号を空けてあるHO-104とHO-204の製品化をお願いします!!!

デッキの手すりが取れているのは直しました
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