日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

GM青の交響曲に手を加えてみた(1) - 足回りの手直し編

グリーンマックスの近鉄16200系「青の交響曲シンフォニー」です。南大阪・吉野線を代表する観光列車ということでぜひ一本欲しかったのですが、発売されてから随分経った首都圏ではあちこち見てもなかなか手に入らず……

と思ったら色々あって訪れた難波のぽちフェスであっさり入手できてしまいました。やはり土地柄ってあるんですねぇ。

何度か再生産されているようですが、今回入手したのは品番50623のものです。特製のスリーブと青いケースが可愛かったのでこれにしました。
 



■目次


軽くレビュー

造形や塗装については各所にレビューが上がっているのでここでは割愛します。まずは製品化してくれたことに感謝です。

テーブルランプが光るギミックが特徴的です。

トワイライトエクスプレス等のテーブルランプが光る模型には一種の憧れがあったのですが、寝台特急は編成両数が多く手を出せていませんでした。たった3両でそれが手に入ったのは有難い限りです。

そんなギミック付きの床板を分解するとこんな感じ。

床板に仕込まれた専用基板にチップLEDが付いており、室内表現のパーツに取り付けられたテーブルランプの部品を下から直に照らすようになっていました。
 


台車間距離の改造

近鉄車は台車間距離が一般的な国電と比べて長めなのが特徴的なのですが、GM製品だと汎用床板を使うせいでこれが再現されていません。
元の床板は台車間距離91mm、適正値は94mmです。僅か3mmですがNサイズの模型だと気になる3mmだったりします。
T車は元の床板の改造、M車は鉄コレ動力への載せ替えをやっていきます。
 


床板の改造

T車の台車間距離を変えていきます。

以前近鉄9020系を改造したとき同様の加工となりますが、今回はもう少し改良してネジ頭が出ない構造にしてみました……というのも、室内表現の板が床板に乗っかる構造になっているのでネジ頭が出ていると都合が悪いのです。

ピボットの部分を切り離し、集電板に干渉しない位置に穴を開けてM1のネジを切ります。M1タップはam͜a͉zonで買えます。

上側の板には皿穴を掘りました。ハイキューの面取りビットWCで加工しています。タミヤの物より綺麗に仕上がるのでこちらのほうがオススメです。

して、皿ネジで固定するとこんな感じ。

こうすればネジ頭が引っ込んだ状態でネジ止めできます!
使ったネジはこれもam͜a͉zonで買ったM1〜M1.4の皿ネジのセットです。IMON等で買える皿ネジの最小サイズはM1.4で、Nサイズの模型には大きすぎるのが悩みでした。この手のマニアックな部品も対個人販売してくれるのがさすが中国といったところですねぇ……

組み立てます。台車が車端部側に寄るので、床板と台車の集電板を接触させる穴も拡大してあります。

最後に緑色の座席パーツを取り付けます。製品状態ではまさかの接着固定だったのでねじ止めに変更しました。

こういう所で接着を発動しちゃうの、なんというかGMっていつまでも二流メーカーですよね……しかも塗布量の管理もできてないしさぁ……(1号車と3号車で接着剤の量が全然違う)
 
改造できました!

先頭車だとスカートと台車の距離で比較するのが分かりやすいですね。左が製品ママですが、やはり隙間が空きすぎな感じがあります。地味ながら意外に目立つ改造です。


動力載せ替え

動力ユニットも載せ替えていきます。
元の模型には完動品のGMコアレス動力が付属してはいましたが、

ことから、鉄コレ動力のTM-14に載せ替えることにしました。簡単にそれっぽい近鉄の台車間距離を得られるのが魅力です。
 
まずは台車レリーフを移植します。また、鉄コレ動力のスペーサーは大中小の中を使いました。

 
続いてガラスと干渉する部分を切り欠きます。扉のところはガラスパーツが下の方まで来るので、動力ユニット側を切り欠いて対応しました。

また、このときガラスパーツのGM動力を固定するツメは切り取ってしまいます。
 



続いて他車と車高を合わせていきます。
 
背比べの前にまずは車輪を替えました。T車も鉄コレ動力もKATOの黒染め車輪に履き替えています。
鉄コレ動力の改造方法は以下の記事の通りです。

T台車は軸長を変えて装着しています。IMONで売っているTahmazoのピニオン抜きが便利です。
 

車輪を揃えたらレールに乗せて慎重に検討を進めました。結果的にガラスパーツの下辺と鉄コレ動力の上辺をベタっと合わせた高さで丁度いい感じになりました。

最後にボディを固定します。ボナファイデのP-013「鉄コレ動力取付け用ツメセット」を使いました。

このパーツはTM-05〜10までの動力用として作られており、今回使ったTM-14は対象外だったのですが何とか工夫して取り付けました。エッチングパーツのほうは車体に対してニチバンの強力両面テープで貼っています。
 
改造完了!

僅か3mmの違いではありますが印象が変わりますね。やはり国電とは違う長めの台車間距離も近鉄らしさの一つだと思うのです。
 


連結器

元の製品では台車マウントのアーノルドカプラーで連結する仕様でした。TNカプラーに載せ替えます。
鉄コレ動力はそのまま、GM床板のほうは取付穴1つ分前にずらして設置しました。
後々以前開発したTN式通電カプラーを付ける予定なので、一旦手元にあったとJC6360とJC7266を付けておきました。


余談

当初はM車を鉄コレ動力のTM-16、T車をGMの21m級床板にすることも考えていましたが諸般の事情で断念しました。
 
まずGMの21m級床板の台車間距離は96mmとなっています。実車÷150が94mmなのでここは割といい感じになりそうです。
 
一方の鉄コレ動力はTM-14が台車間距離93mm、TM-16だと95mm。
 
全体のバランスを考えるとM車はTM-16に載せ替えてT車を21m級床板に交換するのが丸そうな感じもあったのですが、TM-16は対応するトレジャータウンの動力すっきりキットが出ていないんですね……室内にモーターが突き出ているのは気に入らなかったのでTM-16の採用を断念した次第です。
 
さらに、交響曲シンフォニーは床板に設けられたツメがライトユニットに引っ掛かる構造になっています。

おそらくはライト基板のバネの力でスカートが押し下げられてしまうことを防止する構造でしょう。床板を交換するとこのあたりの構造を残すのも一苦労なので、交響曲に関しては元の床板を活用するほうがラクなように思います。
 
それはそうとGM車は他メーカーと比べても決して安い模型ではないのですから、全てを汎用床板で済ませようとするのはいい加減にやめて頂きたいものですね……
 



続きます。次回はライトユニットを改造していきます。

【1/150】コンビニの看板を光らせてみた

Nゲージ用ストラクチャーのコンビニを電飾する話です。

コンビニの室内照明を光らせる作例は無数に出てくるどころか今や半ば純正オプション扱いにもなっているのですが、やはりコンビニといえば窓の上の光る看板がトレードマークでしょう。
模型でもここを綺麗に光らせる手法を見つけたのでやってみることにしました。



■目次


技術検証

事の発端はこんなテープLEDを発見したことでした。

JWシステムの「F320シリーズ 24V 極細角形」です。幅5mmの角型COBテープLEDで、全体が面発光するとのことです。

24V用のテープLEDということで、まずは電源の確保から始める必要がありました。そんな電源装置は自宅に無いんだよなぁ……会社にならいくらでも転がってるんだけどそれはそれこれはこれ。
 


電源を作る

まずは適切な電圧の電源を確保していきます。am͜a͉zonでDC24Vまで昇圧できる基板を買ってみました。搭載されているツマミを回せば無段階で出力電圧を調整できます。

届きました。入力側に最初からUSB microBメスの端子が付いているのが嬉しいポイントです。

出力電圧は最低値5V(入力電圧とほぼ同じ)から無段階で調整できます。多回転型の半固定抵抗をグルグルして調整するタイプなので細かい電圧調整もできます。これ
この間買った12V昇圧基板の完全上位互換では……???

 
で、この基板にテープLEDを繋いで適当なUSB電源を入れてやると、

光りました!

ただ、思ったより面発光してないですね。光源を直接見るような使い方をする場合はもう一枚拡散板か何かを挟んだほうが良さそうです。
 


TOMIXのコンビニを買ってみた

リニューアルされたTOMIXのコンビニは今のところセブン・ファミマ・セコマの3種類が出ています。今回は品番4237のファミマを買ってみました。

コンビニのブランドという観点だと筆者はセコマのほうが好きなのですが、ジオラマ用品としては土地柄があまりに限定されすぎるので全国チェーンのファミマを選んだ次第です。
なおファミマは全都道府県にあり、店舗数最少の島根県でも62店舗はあるようです。さすが伊藤忠。



定価は4400円。高くね??とか思いながら買いましたが、

箱を開けたらパーツがぎっしり。なるほどこれは組み応えがありそうです。

駐車場のパーツは店の前だけでなく後ろ側にも付けられるようになっていました。TOMIX定番の四角いビルと組み合わせた際に使うドアのステッカーを上手く使えば、裏手にも出入口があるタイプの店舗も再現できそうです。

コンビニを分解する

続いてTOMIXのコンビニを分解していきます。

肝心の看板は乳白色の樹脂材にシールを貼って表現されていました。看板の裏側にも窓が開いているあたり、看板の点灯化も見越した構造となっているのが分かります。
 
なにより一番感動したのは、建物の壁が透けないこと!遮光作業が不要なのは大変にありがたいものです。


看板を光らせる

こうなってくれていれば点灯化は簡単です。看板の裏の部分に両面テープで角型テープLEDを貼りつけました。

いいですねぇ!想像通りの雰囲気になりました。


室内照明

店内も明るくしていきます。実物のファミマの室内照明はやや暖色系の色だったので、am͜a͉zonで見つけた色温度4000KのテープLEDを使いました。

こんな感じになります。いい色です。
 
電源は先述と同じ昇圧基板を使いました。このテープLEDは耐圧12V、昇圧基板が物理的には24Vまで上げられてしまうのがやや怖い気もしましたが、やはり明るさを無段階で微調整できるのはかなり強いので過電圧は運用回避することにしました。滅多に操作するものでもないですし、ね。
 


電源受信用コイルの改造と設置

今回も建物を無線給電で光らせたいので、電源はスマホ用のワイヤレス給電ユニットで供給することにしました。建物にエルパラのワイヤレス充電用のコイルを組み込んでいきます。

受信装置の実装スペースを最小化するため、まずはワイヤレス充電のレシーバーの袋を切り開きました。

袋の中身はこうなっています。コイル単体なら意外と小さいかも。

基板は店のバックヤードに押し込み、コイルは地面パーツの裏に貼り付けることにしました。コイル本体が十分薄く、コンビニの地面パーツ裏側の凹みの深さに収まったのがありがたいポイントです。

コイルの巻線の皮膜が破れないよう、念のため上からマスキングテープを貼って保護しておきました。
 
あとは受電コイルと昇圧基板2枚を結線してバックヤードに仕舞います。


ライトを点けてみた


いいですねぇ!
看板の白い光が店内に漏れていたので黒いマスキングテープで遮光しました。

 


内装工事

電気工事が終わったら内装工事に移ります。什器設置やステッカー貼り付けの前に壁と床の見た目を整えます。

壁には壁紙を模した白いマスキングテープ、床には大枚はたいて買ったはいいけど稼働率がεな高精細レーザープリンターで自作した大理石風タイルのステッカーを貼りました。画像素材は以下から入手しています。この手のタイルって600*600mmが業界標準なんですね。知りませんでした。


いい感じですね。素組みだと駐車場の地面の色と店内の床の色が同じグレーになってしまって安っぽいので、床の色を変えてやると効果的です。


什器の設置

什器を設置していきます。まずは製品付属のステッカーを製品付属の什器に貼っていきますが、

なんというかここだけビジュアルが前時代的というか安っぽいというか(笑) 製品の全体的な出来が良いだけに落差が気になりますがまあいいでしょう。
 
こんな感じになりました。

 
レジの部品が成形色の白一色で殺風景だったので、側面に木目柄のテープを貼っておきました。簡単にそれっぽくなってくれます。

ダイソーの「リメイクテープ(ウッド柄、ブラウン)」を使いました。木目が細かく1/150スケールの世界に持ち込んでもなかなかイケるテープです。
 
また、ゴミ箱のパーツも裏側を木目柄にして店内に設置しておきました。

せっかく収録されているのに説明書では使用しない部品扱いされているのが不思議なところです。


その他細かいステッカー類の貼り付け

窓ガラスに貼ってある帯もステッカーが付属しているので貼っていきます。

なお、実物のファミマのガラスのこの帯は白いベースが無くガラスに直接青や黄緑のラインが引かれているので、TOMIX製品付属のステッカーは厳密には誤りです……が、ここはコスト低減優先でこうなっているのでしょう。ここのためだけにフィルム素材のステッカーを別途用意するのは非現実的でしょうから、ね。
なお、実物のこのカラー帯は遠くから見れば目立つものでもないので、敢えて貼らないでおくのも一手かと思います。

ファミリーマートTX八潮駅店、2026年4月11日

 
帯ステッカーは外から貼る仕様でしたが、この手の極細ステッカーを模型の外に貼ると

  • ステッカーの断面が埃を呼んでしまい後々汚くなる
  • 窓桟を避けるべく細かく刻んだ帯ステッカーを綺麗に一直線上に揃えて貼るのは難易度が高いと感じた

ことから、一工夫して室内側から貼ることにしました。

ステッカーの印字面に超透明両面テープを貼り、これをガラスパーツの店内側から貼り付けました。両面テープはニトムズのT284を使っています。また、埃対策として元のステッカーの粘着面には適当なビニールシートを貼ってあります。
 
店先の横断幕も同様にして設置します。

製品には横断幕ステッカーを貼るための「Pボード」という名前のパーツが付属しているのですが、ガラスに対して両面テープで接着するよう指示されており、ここが埃を呼ぶ原因となりそうだったので避けることにしました。
 


ガラス下部の目隠し

実物のコンビニではガラスの下半分に磨りガラス風の目隠しが施されていることがあります。
 
このあたりをどのように処理しているかは店舗によってまちまちで、ほぼ全て磨りガラス風に目隠ししてしまう店もあれば何もしていない店もあり、店舗によっては全てがポスターで埋め尽くされていたりします。ちなみに筆者宅の近所にあるファミマは🍙大谷翔平選手の肖像画🍙が大量に貼られていました。おそらくは店長の裁量で決めていいところなのでしょう。

今回の模型に関しては控えめに磨りガラス風の目隠しをすることにしました。店外からレジの裏側が見えてしまうのが気になったので、この部分だけメンディングテープを貼って目隠しした次第です。
 


駐車場の整備

細かいパーツ類を説明書の通りに設置し、玄関マットのステッカーも貼りました。

元のステッカーシートが光沢タイプで不自然だったので、上にメンディングテープを貼ってツヤを消してから切り出し、断面にグレーのポスカを塗って貼りました。ひと手間でかなり質感が良くなります。
 


完成!

非常にいい雰囲気です。やはりコンビニは光る看板がトレードマークですね。

こう見ると店先のゆったりした駐車場が土地柄を物語る気がします。まだウマ娘のクリアファイル残ってそう

KATOの東急5050系4000(新幹線)にひと手間加えてみた(3) - ドアステッカー編


KATOの東急5050系4000番台「新幹線ラッピングトレイン」をディテールアップする話です。前回は室内表現ステッカーを貼って室内灯を装備しました。

今回はドアステッカー類を再現していきます。
とにかく時間とMPを消耗するのでやりたくないのが本音ですが、貼ると一気にリアリティが増すのは分かっているので頑張ることにしました。



■目次


ドアステッカー

まずは製品を選定していきます。実車のドアステッカーは熱線吸収ガラスの裏(車内側)に貼っていて緑色っぽく見えることから、それをイメージした色が乗っている世田谷総合の714gr「ドア表記インレタ(TQ篇)緑ベース」を試してみることにしました。
 
0.7mm幅のマスキングテープをマークの下辺に揃える形で貼り、テープの下辺が窓の下辺と揃う位置で転写しました。

KATOの模型の窓と横方向のピッチが揃っているのでまとめて2枚転写できます。
 
使い終わるとこんな感じ。理論値11両分入っていて予備があるのがありがたいポイントです。

 
ちなみに筆者、ドアステッカーの下の段は車内側/車外側とも下半身露出クマさんだと思っていました(笑) 熊がいるのは車内側だけなんですね……知りませんでした。東急沿線に20年近く住んでるくせに

 



続いて上段の広告ステッカーを貼ります。駆け込み乗車防止ステッカーと色合いを揃えるため、世田谷総合の310lm「汎用広告表記インレタ(薄緑・Nゲージ)」を使います。

こちらは2.5段下のインレタの下辺を窓の下辺と揃えた位置で転写しました。
 
両方貼るとこんな感じ。

Nゲージのドア窓のステッカー類を車内側から貼るとガラスの厚みが目立ってしまうので、車外側から貼る仕様ながらもグリーンガラス越し感を演出できるのが良いですね。欲を言えばもう少し彩度・明度が低いと嬉しかったかも。

 
で、あとはこれをチマチマと全てのドアに貼っていきます。4ドア10両で総計320枚です。ガタついているとダサいので、垂直並行や貼り付け位置に神経を使いました……チカレタ…
 



後日、模型仲間の東急車と並べる機会があったので、同じく世田谷総合製だというドアインレタの色を比べさせてもらいました。

明らかに色が変わっていますね。サイレント仕様変更したのでしょうか?現行品の色も東急5050に使うには濃すぎですが相鉄20000系等には似合うと思うので、ぜひ別の製品として出してほしかったところです。
なお、仲間氏いわく当時は駆け込み乗車防止のグリーンガラス仕様が無かったので通常の白色の物を使ったとのことでした。
 

ちなみに実車のドアのクマさんは今後順次†解雇†となるようです。

東横線のほか各線の一部の編成で下段のステッカーが貼り替えられてのるるんに交代になっているようなので、いずれは4105Fも貼り替えとなるでしょう。

4102F、2026年3月6日撮影

尤も、車外側からの見た目に変更は無いので、模型的には引き続き同じインレタを貼る形で問題ないようです。よかったよかった(?)
 


優先席ステッカー

優先席ステッカーも貼っていきます。実車のステッカーは車内側から貼られており、外から見るとグリーンガラスの色が強く乗った状態になります。

ドアステッカーは緑色のインレタを車外から貼りましたが、優先席ステッカーに関しては以前リアルガチに車内側から貼った際も違和感はなかったのでそのように進めることにしました。
 
続いてステッカー製品を選定していきます。製品付属の純正優先席ステッカーは車外側から貼る仕様な上、ヘルプマークの貼り付け位置も左側の物しか用意がないので使わないことにしました。

 
色々検討した結果、世田谷車両のNS011「優先席両面ステッカー(民鉄2015年版)」を使いました。両面ステッカーということで車内車外どちらから貼っても柄が見えます。

ヘルプマークは海側/山側とも優先席ステッカーと下辺を揃えて車両の中央方に張り足す形で貼られているので、模型でも位置関係を再現しておきました。

非粘着面の解像度は抜群ですが、粘着面側の解像度がやや低いのは気になるかも?
 


携帯電話マナー啓発ステッカー


これです。側窓の開かないほうの上部に貼られています。外から見るとただの白い四角形です。

世田谷総合のNo.1072「汎用窓表記(白TQマナー/車内非常用設備表示)」を使います。ステッカーの上のラインからカンマ数ミリ開けてインレタシートを切り、それを窓の凹部のフチに合わせて転写しました。

インレタの説明書きには「アートナイフ等でそいで貼ることも可能です」と書いてはありましたが、この製品はインク層が弱くて持ち上げられませんでした……(笑)単色だとインクの膜が薄いのでしょうか。

なお、実車の東急5050系にはこのステッカーの貼り付け高さが低い編成もあります(例:5154F)。東急車はこういう所も沼ですねぇ。

 


参考情報:非常用設備表示

4105Fは全ての窓でマナーモード啓発のステッカーしか貼られていませんが、他の編成だと隣に非常用設備案内のステッカーが貼られている車両もあったりします。

通常この非常用設備案内のステッカーは戸袋の広告の下に貼られているのですが、

ヘッドレスト付の車両とQシート車はここに貼ると見えないので窓に貼ったという事情のようです。
 
ただしこれにも例外があり、ハイバックシートが特徴的な5178Fはヘッドレストは無くL/Cカーでもありませんが非常設備案内が窓に貼られていたりします。これもうわかんねぇな
 


女性専用車ステッカー

女性専用車ステッカーを貼ります。4105Fだと渋谷方の先頭車クハ4105にのみ貼られているステッカーです。

これも各社の製品を検討したのですが、結果として製品に付属していた純正ステッカーを使うことにしました。

このステッカー、よく見ると非常に微細で綺麗な印刷がなされています。大きな文字ははっきり読めますし、情報量が多くて内容が頭に入ってこない設定区間の図も結構それっぽく出ています。すごいぞKATO。

上は定規(1目盛0.5mm)

当然このステッカーは車外側から貼る仕様だったので、超透明両面テープを使って車内側から貼ってやりました。貼り付け高さのバラつきをなくすため、幅0.6mmのマスキングテープを位置決めの治具にして高さを決めました。

両面テープはニトムズのT284を使っています。また、埃対策としてステッカーの粘着面には適当なビニールシートを貼っておきました。
 


戸当たりゴムのスミ入れ

戸当たりゴムに色を入れていきます。コピックモデラー0.02の黒を使いました。

水性なのではみ出しても水で拭き取れるのがありがたいポイントです。


前面貫通扉のスミ入れ(?)

前面貫通扉にも色を入れます。元のモールドがあまりにも浅くスミ入れが上手くいかなかったので、スジボリ堂のBMCタガネ0.10mmで彫ってみました!

のっぺりした印象がかなり改善されたように思いますが……いかがでしょ?特別企画品(=車体ASSY設定なし)の先頭車の顔に刃を入れるのは度胸が要りましたが、なんとか失敗せずに済んでよかったです(笑)
 
なお、BMCタガネを使う場合はスジボリガイドテープの併用がオススメです。これ無いとマジで手元が狂うのよ


整備完了!

ひとまず納得のいく姿になりました。

新幹線らしさが薄れて通勤電車っぽくなりましたね。
 
ネタ枠としてあちこち連れ出してやろうと思います。貸切運転会だと不人気がちな高架線も堂々と走れるよ!

前進/後進スイッチ付のNゲージ展示レールを作ってみた


模型のライトを光らせた状態でディスプレイできる線路を作る話です。



Nゲージのライトを光らせて展示する方法としてよくあるのが9V角型乾電池を線路に置く手法ですが、オフ会やモデラー展示会等だと机が揺れるたびに電池が倒れてしまうのが難点。
 
だからといってパワーパックから給電すると配線がゴチャゴチャするのが見た目的に気になりますし、何より展示会では狭い場所を大勢の人が通るので長く延びたケーブル類は危険です。実際、筆者が過去に参加した模型展示会でもケーブルを引っ掛けて作品破壊ヒヤリ案件がありました……

小型パワーパックを自作してもこれが最小構成だからねぇ。

 
当初はKATOの24-822「9V電池ソケット」を考えていたのですが、ヘッドライト/テールライトを切り替えたい時にユニジョイナーを外すのは面倒で没にしました。
 
他の案としてTOMIXのFM-017「ファーストカーミュージアム電源ユニット」も考えましたが、高価でデカいので数を揃えると財布と荷物が大変です。



色々考えた結果、道床に極性反転のスイッチだけを埋め込み、電源は外部の9V電池から取るスタイルの展示専用レールを作ってみることにしました。

ところでなのですが、秋葉原のTOMIXショールームでも線路に9V電池が置かれていました。自社の電源ユニット使わないんかい!(笑)



■目次


TOMIXファイントラック版

いきなりですがこんな回路を組みました。

基板は秋月電子の小さい自在基板を切ったもの、極性反転用のスイッチは同じく秋月の2極2投のものを使いました。パネル実装タイプのスライドスイッチも探したのですが、Nゲージ線路の道床に収まる高さのものは無いようですね。
 
入力側のバッテリースナップは秋月電子で買ってきたハードタイプのバッテリースナップです。接点金具の蓋が取れるのがポイントです。

バッテリースナップに付属の電線が硬く取り回しが悪かったので、

根元から電線を交換しました!オヤイデ電気の「RSCB 0.1sq 柔軟性シリコンコード」を使いました。

元のバッテリースナップの金具形状を活かして被覆を掴むようにしておいたので、改造後の物理的強度もある程度は大丈夫でしょう。
この電線は非常に柔らかいので、電池を動かしても線路が動いたりしません✌

出力側はKATOの24-810を半分に切ったものにハンダ付けしました。これでレールを掴むことでレールに給電します。24の810が茶色い部品……?偶然にしてはデキスギィ!!!
 
線路の道床に穴を開け、基板をネジ止めして裏側の電線をグルーガンやゴム系接着剤等で固めました。

完成!これならスッキリした状態で点灯展示できますね。

 
こんな感じで展示できます。元のジョイナーはそのままなので、線路を延長することも可能です✌

 


KATOユニトラック版

KATOのユニトラック版も作ってみました!応用的に20-047「車止め線路B 62mm」に仕込んでいます。

相方になる線路のユニジョイナーは撤去して使います。また、相方になる線路の道床に引っ掛かるツメは切除してあります。

向かって左?のユニジョイナーは念のためネジ止めして抜けないようにしておきました。

 
このタイプの土砂を盛った車止め、実物の留置線ではあちこちで見る印象があるのですがNゲージ用の模型を出しているのはKATOだけなんですね。意外でした。しかもいざ買おうとしたら超品薄……どうして
 


Zゲージ版

Zゲージ版も作れます。Zゲージは軌間が狭く線路の上に9V電池を置くという手法が成立しないので、このようなアイテムがあると便利です。

 



以上、3社のレールで電飾ディスプレイ用線路を作ってみました。

TOMIXの単線スラブレール、格好良くて好きなのですがこう見ると70mmが出ていないのが惜しいところです。出ないかなぁ。
 

Zゲージ用の手歯止めを作る

T車を展示すると転がりがちなので手歯止めを用意しました。9mm車には定番の23-330「手歯止め」を使います。
 
また、Zゲージ用にも手歯止めを用意しました。Zゲージではありますが使途はNjゲージなので、

KATOの物を切断してちょうどレールに挟まるようにしておきました!これでNjゲージの車も流転を防止できます。
 


実戦投入

実際に展示会に出しました!2026/2/21(土)開催の「SKDモデラーズサミット」です。

上記のような感じで4編成を点灯状態で展示しました。狙い通りにケーブルが最小限で済んだので大成功です。便利だしもっといっぱい作ろうかな?
 



技術的な余談

当初は電源をコイン電池にして電源内蔵レールにしたろ!とか考えていたのですが、実際にやってみたら全然ダメでした……電圧は足りているはずですがライト類がぼんやりとしか光らないのです。
 
念のためコイン電池の定格出力を調べてみたところ、何と0.2mAでした!!!マジか。定格の範囲内だとLED1粒がぼんやり光る程度の電流しか引っ張れないようです。逆を言えば世の中のコイン電池、結構な割合が定格を超えて使われているような気もしますね……

ちなみに筆者が試験に使ったNゲージの先頭車は1両で10mA流れました。ボタン電池の定格出力の50倍です🙄上手くいかないのも当然ですね。なるほどなぁ。

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