日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

近江鉄道821-1821編成と226号の屋根上資料

近江鉄道820系のモハ821-モハ1821と、220形226号の屋上の資料です。

元画像が入っているフォルダはこちらからどうぞ(ブログ上で見ると画質が落ちているので元画像の閲覧をオススメします)
近江821_226屋根 - hinodemaeinspection's fotolife



こちらの800系の資料の補完としてもお使いくださいませ。


撮影地:彦根駅
撮影日:2021年3月27日


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近江鉄道808-1808編成の屋根上資料

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魑魅魍魎で有名?な近江鉄道800系の資料です。鉄道むすめ「豊郷あかね」のフルラッピングが施されているモハ808-クハ1808の編成が丁度いい位置に止まっていたので資料集めをしておきました。

近江808屋根 - hinodemaeinspection's fotolife
元画像が入ったフォルダはこちらです。ブログに貼ると画質が落ちるのでこちらからの閲覧をオススメします。




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パンタグラフを運転台側から見ることができなかったので、形式は違いますが820系の資料も集めておきました。ご利用くださいませ。

Bトレで久里浜の105系訓練車を作る

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黄色&青&白の特徴的な塗装が印象的な訓練車。実車103系改造の105系で、久里浜駅近くの横浜総合訓練センターにおいて教習車のような役割を果たしていました。新秋津にいた同じ105系の訓練車に比べ、通る人の少ない久里浜駅に置かれていたためか、知名度はイマイチな気もします。


・側面の塗装

帯のマスキングがドアにかかるため少し面倒になります。

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最初に、ガイアノーツのNo.002「ピュアブラック」で下半分を意識して塗装。これが帯の色となります。
写真を見ると濃いめのグレーのほうが良いような気もしますが、新秋津の子の前面の黒(塗りたての頃は単なる黒だったのでしょう)が退色して白っぽくなっていたので、こちらもかつては黒帯だったと考えました。

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帯のマスキングテープは、毎度おなじみトレジャータウン製の細切りテンプレートで切り出し。下端に合わせて同じ幅のマスキングテープを貼って、そこに合わせてやると平行が出しやすいです。

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同じことを4枚分繰り返し、

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下部を青く塗ります。

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青色に関係のない上部はマスキングしておきました。

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使った塗料はガイアノーツのCB-15「コバルトブルー」。何とも言えない不思議な青色を求めて、某家電量販店Yの塗料コーナーで探し出した色です。ここの辺りが実店舗の強みだったりします。

塗料ビンのフタは中身の色を忠実に再現できています。店頭では中身が分離しているため色が分からないので、結局最後に頼れるのはフタだけだったりするもの。ガイアノーツの塗料はフタの色が信用できるので安心です。

ちなみにこの塗料は「太陽の牙ダグラム」というロボットアニメ用のものだそうです。他ジャンルの専用カラーありがたやありがたや


ドアとその周囲が黄色で、窓周りと雨樋は白でした。マスキングの手順を考えたうえで、

先程の青を覆ったら、
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Mr.カラーのC113「RLM04イエロー」を塗って、

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ドアの幅より少し大きくマステを切り出して黄色を保護します。


その上から白を塗るわけですが、ただの白だと安っぽいと感じたので、

ガイアノーツの「ニュートラルグレーⅠ」を選択。白いけど白じゃない、微妙な色合いは自分で調色すると安定供給が困難なのでなかなかありがたい塗料です。

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ニュートラルグレーⅠを塗って、

マスキングをはがすとこんな感じ。

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はい、どう見ても255系ですありがとうございます。

写真ではそうでもないのですが、黄色の隠蔽力が想像以上に弱く、塗りが不十分だった感じが漂います。試作品を作っておくとこういった「気づき」を得られるのでオススメです。

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結局、気に入らなくて後から黄色と白を再塗装しています。塗料はしっかりと塗りましょう(戒め)


なお、Bトレの103系の側面をそのまま使うとエラーとなります。号車番号札受けは削っておくべきでした。反省。


・前面

前面は

  • 方向幕、運番表示器が共に撤去されていない
  • シールドビーム
  • 前面強化

という仕様。

Bトレにも前面強化を再現したパーツはありますが、入手難易度が高いのがネック。

なら自分で作ればいいじゃん?

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手すりの穴を開けた上で下部のモールドを削り落として、

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0.1mmプラ板を巻き付けます。

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手すりと前照灯を付ければ完成。塗り分けの都合上、尾灯は後回しにします。

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黄色く塗ったらマステを頑張って切り出します。

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さらに頑張ってからの

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めくりの儀。


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この塗り分けを再現します。

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尾灯は透明ランナーを炙って伸ばしたもの+鉄コレから削ぎ取ったライトリムで再現。鉄コレも改造の際には金属製のライトリムを装着するため、いい廃品利用ともなるのです。

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この塗り分けが再現したかったんですね。

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窓周りをマスキングして黒を入れます。

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かなり手間がかかりますが、できたときの喜びは大きいものです。


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インレタで標記を入れます。クハは[P|SN]となります。くろまやのNo.10「ATS装置標記」の白を使用しました。また、①と②も入れておきました。

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最後に、ワイパーを追加しておきます。Nならガラスが後付けなので付けてから塗れるのですが、このあたりがBトレ改造の面倒な点です。


ジャンパ栓受け付きのクモハ用の前面も同じようにして制作しますが、今度は最初にガイアのNo.001「ピュアホワイト」を吹きます。隠ぺい力の弱い黄色の発色を助けるためです。

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参考までにそのまま黄色を吹いた状態。このままきれいにムラなく発色するまで吹くとかなりの厚吹きになってしまいます。


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模型の方針がコロコロ変わる人なので、Bトレだし付けなくていいやとか思っていた前面の反射板掛けは結局付けました。トレジャータウンのTTP215-51です。ちなみに横の赤い輪っかは尾灯のライトリムです。奇偶にも、今回作っている訓練車(の同僚)の元になった仙石線105系の鉄コレから削ぎ取ったものなんですよ( ˘ω˘ )


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クモハの前面は保安装置の標記として[SN]を入れておきます。これも上記のくろまやインレタに収録されています。①と②も入れておきました。
トップコートを吹いたらおしまいです。




ちなみにこれはBトレよりもだいぶ後に作った作品の記事で、黄色の下地にはガイアノーツのNAZCAピンクサフがいいと聞いたので試したら効果覿面だったという話です。皆様もお試しあれ。


・妻面

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貫通扉の色として淡緑1号を塗り、マスキングしてニュートラルグレーⅠを吹きます。
客扉は半自動化改造された際にドアごとステンレス製の物に交換されましたが、資料を見る限り妻面貫通扉は原型のままだったようです。

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また、実車の妻面には前面同様に反射板掛けが設置されていましたが、こちらは省略しました。下部の切り欠きの形状がリアルでないので頑張る気が起こらなかったのです。KATOの50年以上前の模型が元凶な気がしなくもないですよね、コレ……

・表記類

・車番

209系スタイルのフォント、白文字で
[クモハ105-601][クハ105-601]
と書いてありました。クモハ104でもクハ104でもないのは実車同様で、仙石線の時代から車番は変わっていないようです。

そんなフォントの表記どうすりゃいいんだよ……とか考えていたらこんな商品を見つけました。
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TTL014C「車番表記(白) ※209系タイプの角ゴシック

探せばあるもんですね。いい時代です。

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ジョイフルトレインのなかにはこのフォントの車番を書かれた物があったらしく最初からセットされている車番もありましたが、当然105など収録されていないのでバラ数字を並べ替える必要があります。しんどい作業ですが、やるしかありません。


トレジャーのインレタは粘着力が強いのですがインクが軟らかく、貼り終わった後に押さえてしっかり定着させようとしたら若干型崩れしてしまいました。扱いには注意が必要です。


・Yokohama Training Center

実車は4ドア車両だったので、

Yokohama Training Center

というスタイルで文字が入っていました。当然Bトレでは再現できないので別な方法を考える必要があります。後継機の209系は

YOKOHAMA   Training Center

だったので2両1セットの発想で再現しましたが、今回はムリそうです。


ちなみに、JR東日本KIOSK特別編Part7シークレットとして製品化されている新秋津の105系訓練車も同じく文字が3分割。製品にもこのロゴタイプのステッカーは入っていましたが、

実車と同じにしておいた、どこにどう貼るかはお前が考えろ」

というスタイルだったようです。製品版の詳細はBトレWikiここに載っています。



さて、まずは似たフォントを探すところから始めます。知識もないのでひたすらに海外のフリーフォントのサイトを漁ります。

…で、たどり着いたのが"Nunito"というフォントでした。このページからttfファイルを落としました。

実車と多少異なるので、手直しをしてこんな画像を生成。
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gを上下方向につぶしたり、iの点を伸ばしたりしています。

それをFineMoldsのレーザープリンター用のデカールシートに印刷。ハイキューパーツのデカールでもよかったのですが、一袋の枚数が多すぎてそんなに要らんわ……となったので少量で売ってくれるこちらを選択しました。


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表記ですが、まさかの"ing Center"を省略し、2両1セットにして
"Yokohama Train"
にするという解決策を採用しました(笑)


……個人的には気に入っているのですがいかがでしょうか??

・イルカのイラスト

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クモハの乗務員扉すぐ後ろの戸袋窓の下、それにクハ妻面寄りの側面窓の下に、水色のイルカのイラストが入っていました。イルカのしっぽが微妙に黒帯に被ってるのが模型鉄的には泣き所。これさえなければ透明デカールで容易に再現できるのですが……

ネットによい写真があったのですが、さすがにデカールにするほどの画質はありませんでした。

どうしようかなと考えていたらこんな製品が出てしまいました。

文字とか頑張って描いたんだけどなぁ……


イルカは4匹収録されていたので、これに使用してもN版の分は残ります。

色に関してですが、

イルカさんの色は本来水色ですが色褪せた状態で収録しています🐬

とのこと。白にしておけば2色刷で済むからかな?と思ったのですが、

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どう見ても方向幕の白とイルカの白は違う色です。せっかくイルカのためだけに3色刷にするなら水色にして欲しかったなぁ。


・カモメのイラスト

先述のインレタセットには何故か収録されていなかったカモメです。クモハ車の客用窓の上に描かれていました。たぶれっと製のデカール(もう品切れしてるかな?)では再現されています。

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仕方がないので自分で絵を描きます。技術がないので気合いでゴリ押ししました(笑)写真をもとにペイントで描いたマウス絵です。丸一日これで潰れました。誰かほめて。


これを再び先述の透明デカールに印刷しますが、

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上の画像を印刷してみたのがこちら。きちんと出ていません。せっかくリアルに描いたのですが、それだと出ないんですね。


こんな感じで線を太くしてやると……

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きちんと繋がった線になって出ました。
3Dモデリングだと、データがリアルかどうか以上に出るかどうかのほうが重要というのは常識なのですが、極小サイズの印刷だと2Dでも同じことが言えますね。勉強になりました。


これを車体に貼るのですが、実はカモメは車体色の白よりも白かったので一工夫しておきました。白デカールに印刷して綺麗に切り抜くのは至難の業だと感じたため取った策です。

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ガラス板の上にアルミテープを貼り、その上に印刷に失敗したデカールを重ねてカッターでそれっぽく切り抜きます。アルミテープをステンシルシートとして使う算段です。
ガラス板はカッターマットとして用いています。樹脂やゴムのマットだと刃先が食い込んで微細なカッター細工は行えないのです。一番よいのはきちんとしたガラス製のカッターマットなのでしょうが、たまたま手元にあった壊れた複合機を解体して得たガラス板を使いました



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アルミテープを車体に貼って周囲をマスキングし、ピュアホワイトを吹きます。

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剥がすとこんな感じ。形状が荒っぽいですが、
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塗り分け線はこんな感じにデカールの線で隠れますので問題ありません。

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こんな感じに仕上がりました。このようなイラストの場合は特注インレタを発注するのが一番良いのでしょうが、他に出したい物もなかった&思いついた技法を試してみたかったのでやってみました。案外うまくいくものですね。



・前面方向幕

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運番表示器はただの白色になっていました。実車はガラスを外して同じ形状の鉄板か何かに交換したのでしょうか?マスキングしてピュアホワイトで塗りました。

また、クハに「相模」、クモハに「湘南」の方向幕がセットされていましたが、面倒なので放置していたらいつの間にか飽きて未だにやっていません。良い子の皆様は仕掛品を放置しないようにしましょう。




・保安装置の標記

クハ105-601には[P|SN]、クモハ105-601には[SN]の標記が入っていました。前面パーツの項目で述べたので割愛します。


▼ドアコックの標記▼

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逆三角形のアレです。この訓練車にあったのは下向きの物のみで、これは先述の車番インレタに収録されていました。

ちなみに、Bトレのドアコック蓋は凹モールド表現なのでインレタがとっても貼りにくいです。

・側面ルーバー

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今更感が漂いますが付けます。本来は塗装する前に付けておくべきですよ??GMのEVO用のパーツを買ったら相当数余ったので使いたかったのです……

なお、クハにもルーバーが付きます。冷房用大型MGの冷却用となります。

というわけで、
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完成!



何年も前に作ってブログ記事の下書きだけはしていたのですが、なぜか放置していたので写真をちょっと撮って記事として完成させました。


Bトレには鉄道模型の改造入門として大変お世話になりましたね。Bトレが急に失速してから時は流れ、KATOのボギー動力ユニットは生産中止になりBトレWikiアーカイブに移行しています(kirnuraさんありがとうございます)。

ちょうど今「就」をしている身としてはB社に入ってBトレを復活させるぜ!!というのも選択肢の一つでした。説明会等に参加させて頂いていたのですが、まことしやかに噂されている「担当者が退職したのでおしまいになった」説は尤もらしいなと感じましたね。本当に個人のやる気が活きる良い会社なんだなという感想を抱きました。


ありがとうBトレインショーティー。これからも初心を大事にしながら鉄道模型を楽しんでいこうと思います。


2021/06/21追記:こんなことを書いた数日後に「ますこっとれいん」なる玩具がネットでも発表されました。


前々からRMMの誌面上には話が出ていたらしいですね。中の人が転籍した説など色々ありますが、前面もガラスが別パーツ、KATOのスナップオン台車が付けられる!?など、とにかく期待大な商品です。私がB社に行く必要はなかったということですね。発売を楽しみにしています。

【鉄道模型】M車の起動電圧を上げてみた

電気のプロ(原義)のYさんと運転会でお話をしていた時に、小型モーターを使った動力ユニットは走り出しが早くて常点灯と両立できないんですよね~~と言ったことが全ての始まりでした。

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サンライズのM車

TOMIXのHOのM車に付いている、「実感的なライト点灯や安定した走行性能を確保」するための回路を自作してNにも積んでやろうという試みです。TOMIXはこれを「モーター専用基板」と呼んでいるようです。


で、構成部品はブリッジダイオードとツェナーダイオードだとのことです。ツェナーダイオードは定電圧ダイオードの一種で、本来の用途の一定電圧を得るという目的なら三端子型の物のほうが便利なので最近はあまり使われていないとか。

簡単に言うと、ツェナーダイオードをモーターと電源の間に挿入してモーターにかかる電圧を下げてやろうということのようです。


ここら辺のサイトで軽く勉強したところ、ツェナーダイオードが降伏した後に流れる電流、「ツェナー電流」として流せる電流量は〇〇mAという形ではなく、△△mWと内部抵抗によって消費される電力量(許容損失)で表記されることが分かりました。


念のため調べてみましたが、こことかここに書いてあるように、流せる電流量を増やすために並列につなぐのはNGとのこと。なお、TOMIXの製品では過電流を防ぐためにポリスイッチ(緑色の四角い部品)を入れているそうです。


ここからは自己責任です。ちなみに本家(?)TOMIXのHO模型も基板がちょくちょく壊れるらしいです。なかなか攻めた設計ですね……?現に運転会で見せて頂いたサンライズもポリスイッチが壊れて走りませんでした



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まずはモーターに流れる電流を測定します。軽く調べたところ、秋月電子で手に入るツェナーダイオードで許容損失が最大のものは500mWで、ツェナー電圧が最小の2Vの物の場合でも単純計算で250mAまでしか流せません。


KATOのクモハ12の動力に9V程度をかけて(だいぶ爆走です)流量を測定したところ、LEDの灯火類も含めて100mA程度でした。250mAの半分以下なのでKATOのモーターにこれを使っても安全率2は確保できますね。また、KATOのE233の動力の場合も同様で、他車を牽引する負荷に見立てて指で押しながら測ったら150mA程度でした。これも大丈夫そうです。

ついでに小型の遊星歯車付きモーターの動力ユニットの流量を計測したところ、50mAも行きませんでした。

ただ、KATOの205系のような古い動力ユニットに使うのはやめたほうがよいかも知れません。高速で走らせながら流量を計測したところ、250mAに達しそうな勢いでした。



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許容損失が秋月電子で最大だった先述の2.0V,500mWの物を買ってきました。走り出しの電圧が2Vも上がれば上等でしょう。

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で、ブリッジダイオードと組み合わせてこんなものを作りました。ブリッジの+側にカソードマークがある方を繋げばよいようです。



ブリッジの交流側の端子をパワーパックと線路の間に挿入します。
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結果はご覧の通り!これで動き出す寸前です。元は3V程度だった起動電圧を6V程度に上げることに成功しました。当然ながらどの部品も熱くなってはいません。




小型モーターを使った動力ユニットの起動電圧が低すぎて常点灯ができないことが悩みだったのですが、これで解決ですね。また、定電流ダイオード(CRD)は電圧が低いと流量が安定せず、結果的に灯火類の明るさがスピードによって変わってしまっていたのですが、モーターの起動電圧が上げられればもう少し安定する電圧域で使えますね。

上手くいくことが示されたので、今後M車にはこれを積んでいこうと思います。



・余談

かつてモーターの起動電圧を上げるために適当なセメント抵抗を挿入したことはありましたが、結果は予想通り抵抗が激アツになっておしまいでした。

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左は乾電池2本のスマホ充電器(3V→5V)、右は乾電池1本のLED懐中電灯(1.5V→3V以上?)

別なアプローチとして室内灯の起動電圧を下げるべく昇圧回路を買ったこともあるのですが、電源電圧が12Vにもなる鉄道模型だとどちらもそのままは使えませんでした(トランジスタが激アツになる)。そこで電流の量を絞ろうと定電流ダイオードを挿入したらLEDが全く光らなくなったような記憶があります。抵抗を挿入しちゃ元も子もないですしねぇ。


昔あきらめた夢が実現しました。こんな装置を考えてくれたTOMIXさん、解析して教えて下さったYさんに感謝です。

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