山形鉄道YR-880-2形YR-887を作る話です。前回は本題のデカール貼り付けとクリアコートまでを行いました。今回は最後のひと手間を加えて仮完成まで持っていきます。
前回の記事はこちら。
・目次
屋根色の塗装
ボディの側面&前面が仕上がったので最後に屋根を塗ります。
屋根部分を四角くマスキングしてGMのNo.19「ねずみ色1号」を塗りました。なお、信号炎管の取付部なsomethingはこのときに取り付け、屋根と一緒に塗ってしまうことにしました。
ちなみにこちらは塗り立ての綺麗な屋根の色が分かる写真です。山形鉄道の俯瞰構図の写真は貴重なのでありがたいものです。
12/8,9 フラワー長井線
— 緑のあずさ (@odakyu9407) 2023年12月12日
YR-887が今回の検査で原色に戻ったとの報を把握していたのですが、今回控えめながらアニメキャラのラッピングとなり運用が公開されている為、これはチャンスと行ってきました。
冬支度真っ最中の沿線を見ながら回った2日間、簡単にご紹介します。#山形鉄道#フラワー長井線 pic.twitter.com/5gwZqf2EjV
パーツの塗装・接着
エアホース
エアホースのコックにも色を入れます。白→Mr.カラーNo.3「レッド(赤)」を全体に吹き付け、ホース部はタミヤのXF-1「フラットブラック」とXF-63「ジャーマングレイ」を混ぜたものを筆塗り。ホースバンドの部分は爪楊枝を使って銀で色挿ししてやりました。
このエアホースの部品、ホースバンドのネジ?まで表現されているのには恐れ入りました。すごいぞエコーモデル。
スカートまわりの加工はこちらの写真を見ながら進めました。ありがとうございます!
ちなみに別カットも載せておきます。荒砥の鉄橋、奥でも手前でも絵になるから本当に良い…堤防の斜面からちょっと見上げがちに撮るのが個人的に正解構図かなって感じでした。
— 緑のあずさ (@odakyu9407) 2023年12月12日
西大塚付近の鉄橋も良い感じで、短いながら全体的にロケーションの良い路線でした。 pic.twitter.com/pVB02Mc5fK
下廻り
床下機器・スカート・台車、連結器胴受をMr.カラーのNo.SJ2「佐世保海軍工廠標準色」で塗りました。床板は今後改造する予定なのであえて何も塗らないでおきました。
なお、純正デカールに収録されている細かな床下の標記類は現段階では使わないこととしました。キット付属の床下機器パーツとYR-887の実車は床下機器の形や配置が異なっているため、今後改めて専用の床下機器パーツを作った時に貼り付けてやろうと思います。
ガラスパーツの塗装
ガラスの塗装を進めます。
やることは以前と同じですが、マスキングテープをMr.ホビーの新しいものでやってみました。確かに薄くて使いやすいです。
大変お待たせいたしました。
— GSIクレオス ホビー部 (@creoshobby_info) 2019年8月23日
やす~い
うす~い
つよ~い
の3拍子揃ったMr.マスキングテープが9月2日(月)ごろより店頭発売!
透過性が高い明度の高い黄色を採用致しました。この辺り、塗料メーカーのノウハウを発揮しております。
希望小売価
6mm…100円(税抜)
10mm…130円(税抜)
18mm…180円(税抜) pic.twitter.com/fo0Vd9do1i
ドア窓のHゴムは筆塗りを検討しましたが、モールドが浅く無理そうでした。モールド浅っさ♡ざぁこ♡ざぁこ♡(泣)
仕方がないのでマスキングしてスプレー塗装してみましたが、この部分、脱脂しているのにやたらに塗料を弾くんですね……マスキングテープを剥がしたらHゴム部分の塗膜が一緒にサヨナラしてしまいました。
対策として事前にHゴムの部分だけヤスリで擦って表面を荒らしてマッキーで塗りました(笑)
よくある文房具のマッキーです。Hゴムは実物が漆黒なわけでもないので、黒の深みが問題になることもありません。お手軽なのは大正義ですね。
行先表示器
運転台上の機器箱です。
Mr.カラーのNo.44「タン」とNo.2「ブラック(黒)」で塗り分けました。塗装後にキット付属の[赤湯↔荒砥]のデカールを貼っておきました。
ワンマン表示器は自作です。Mr.のキャラクターフレッシュ(1)で塗ってキット付属デカールの[ワンマン]を貼りました。ワンマンミラーや日除けなどは後ほど何か作って取り付けましょう。
ライトケースの仕上げ
目元を仕上げます。
ライトレンズにはヨミテックスのYT-HS1「ヨミレンズ HO角型 標準」を使いました。目力が上がるのでオススメです。テールのプリズムは音羽工房の付属品を使いました。
仕上げにトレジャータウンのエッチングパーツ、8201-07「角型ライトケース」を貼りました。ちなみにこれは8904-02A「汎用角型ライトレンズ」のプリズムの部品なしエッチングだけver.です。
エッチングパーツの取り付け
ワイパー・ドアノブ・自作した反射板掛けを塗装して取り付けます。
鉄道むすめラッピング時代のYR-887は反射板掛けが帯色と同じ緑色で塗られていたようですが、ラーメン大好き小泉さんラッピングへの貼り替え時に赤に変わりました。
模型のほうはちょっと悩んでから赤く塗りました。スポーツカーの牽引フックみたいでカッコいいじゃん?という単純な理由です。決して緑の調色に失敗したからではないです
ごく小さなディテールなので、マッキーのホワイトマーカーで下塗り→油性ペンの赤で仕上げました。後日塗装がハゲてもチョチョイのチョイで直せます😙
手すり
予めメタルプライマーだけ塗装しておいた物をボディに挿し込んで、位置を決めてから色を塗りました。安定の筆塗りです🖌️オレンジとピンクは前回のタッチアップ時に調合したものです。
なお、ここは塗料をMr.のペイントリターダーマイルドで溶いてから筆塗りしています。乾燥速度を極端に遅くすることで塗装面を滑らかにしています。空気配管のコック等の色挿しにも使えるテクです。お試しあれ。
仮完成!!
ヘッド・テールライトの電装品を元に戻したら、
できあがり!!!
最低限人に見せられる姿になりました。これでHO関連のイベントに顔を出せるようになります(笑)
でもまだまだ仮完成。室内の工作や室内灯、床下などやりたい事が山積みです。むしろようやくスタートラインといった感じですね。
続きます!次回は……いつになるんだろ(笑)
東京・武蔵境の「ラデノー」貸切でレンタルレイアウトデビューさせてきました。ちゃんと走ってよかったよかった。
IMONギアが片軸集電しかできないので、ラデノーさんのHO下段線だと分岐器の所で止まってしまいました。両軸モーターの空いている方にフライホイールでも取り付けようかしら?