日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

鉄コレ長電8500系(T2)を点灯化・走行化する(3/n)


鉄コレの長電8500、朝陽さくらラッピング列車のライト周りとパンタグラフを仕上げます。前回の記事はこちら。



・目次


ライト類の仕上げ

ヘッドライト


前回唐突に入っていたヘッドライトのレンズですが、これは左がトレジャータウンの国電用シールドビームにヨミレンズφ1.1を使用したものでした。少々大きかったので手動で削って小さくしてみたのが右ですが、それはそれでキラッと感が減ってしまいました。代わりにヨミレンズφ0.93を注文したのですが、これはこれでトレジャーの部品には小さすぎました。

元々このヨミレンズφ0.93は211系用に開発されたもので、実車の211系は外ハメ式のライトの上からさらにカバーを取り付けるような構造になっているようです地味に凝った近郊型だな211……そのため、外ばめ式のライトの部品に対してサイズが合わないのはある意味お互いに「正解」なんですね。なるほどなぁ。


というわけで、トレジャーのライトリムのほうの内径をドリルで拡大することにしました。説明書の通りにφ1でさらう→φ1.05→φ1.1の順に拡げました。

穴を拡げてやればピッタリはまります。キラッ☆
ちなみにヨミレンズは裏からエナメルクリアーを筆塗りしてやると輝きが増しますのでお試しあれ。

テールライト


トレジャータウンの角型ライトレンズを短く切り、レンズを先に接着(上図右)→エッチングパーツを貼りました(上図左)。トレジャーの角型ライトレンズ、赤色バージョンが出てくれると有り難いのですが……エッチングは小さすぎるし塗るのも面倒だったので無塗装です。言われても分からんレベルなのでヨシ!

なお、鉄コレの東急8500は尾灯が内寄りになっていておかしいことで有名なので(金型を作り直しても修正されなかったみたいですね)、この際にエッチングパーツの貼り付け位置をチョイとずらして誤魔化しておきました(笑) こんなんでも意外と光漏れしません。どうでしょうか。


ライト部、施工完了!なかなか長い道のりでしたね。



暗闇でもボディが透けずきれいに点灯しています。よかったよかった。


パンタグラフ

ショートケーキのイチゴ的な最後のトッピングです。
鉄コレ指定のパーツはPG16でした。ガイシが違うじゃん、ということで代わりにPT-4212-Sを付けてみたのですが……

なんかパンタがデカくね?

……ということで、実車資料を漁ったらこんな動画が見つかりました。

はい。鉄コレのクーラーとヒューズ箱の大きさや位置は間違っていなさそうです。また、実車のパンタは自然な感じにおさまっています。
さらに調べたところ、どうやら実車には東急・西武特有?の小ぶりなパンタが載っているようです。スリ板の形状もトミーテック指定のパンタとは違うことが分かりました。色々と探ってみた結果、この小さめのパンタはトレジャータウンのキットで作れるという知見を得ました。



ということで、はい。

下の台枠は前述のPT-4212-S、骨組みの部分はトレジャーのTTP248-01、スリ板はTOMIXの0291のPS21から持ってきます。コスパ最凶のサンコイチパンタ、ここに爆誕!!!

組んで車両に載せるとこんな感じです。カツカツな印象がなくなりました。良いですね。

ちなみにGMからPT44S名義で東急・西武用の小型のパンタが出ていますが、台枠の部分のヒンジの形状が違っているので採用を見送りました。




ということで、これにて仮完成!

ようやくメーカー完成品のレベルに到達しました。

最初から製品で出てくれていれば買うだけでこの状態なわけですし、やはりメーカー完成品は「「安い」」ですね……タイムイズマネー。



次回以降は室内表現やアクセサリーを進めていきたいと思います。中間車のモケットが混色だとかでオラワクワクすっぞ!?

当ブログはリンクフリーです。