一本ぐらいは欲しいと思っていた近鉄の紅白の通勤車。ただ、近鉄ワールドが壮大すぎて初手は何を買うのが丸いのかが全く分からず、結局何も買わないままでいました。
ある日、定番の通勤型と特急型、シリーズ21、アーバンライナー的な子が全部あって独自の観光特急もある、線区が短いながら近鉄を箱庭的に楽しめる南大阪線系統の魅力に気付きました。
そんな近鉄狭軌線ですが、今回の鉄コレ31弾が通勤車としては初の完成品だそうです。不遇すぎんか……?
製品の方向幕の準急橿原神宮前は2連単独運用できるそう(5両で大阪阿部野橋を出て3両を古市で落とす運用など)です。6600系は1201系の狭軌版という立ち位置だそうで、先に発売されていた1201系とは配管等がきちんと作り分けられていました。
鉄コレ31弾の発売日の時点では色々あって娑婆を離れていた(誤解を招く表現)ので後日オークションで落札しました。トータルで中古店よりも安く手に入ったのでいいのですが、価格勝負となると送料が結構効いてくるなと思った次第です。
■目次
動力化
Njゲージへの改造
動力ユニットには素直に鉄コレモーターを採用することとしました。鉄コレ的な純正動力ユニットはTM-14(台車間93mm、軸間14mm)です。実車の台車間距離は14100mm(÷150=94mm)なのですが、模型だと前後方向に0.5mmほどのアソビはあるので問題はないでしょう。
はじめに、これを軌間6.5mmに改造します。手法はこちらの記事をご覧ください。
鉄コレ動力は(分売が無いとはいえ)台車の履き替えも十分可能です。改造後に9mmに戻すことも出来るのでモトで牽きたくなった時も安心です。五位堂へご移動
動力すっきり改造キット
鉄コレ動力特有のモーターが窓から丸見えなアレをどうにかします。 トレジャータウンのTTT523-14『動力すっきり改造キット(20m級/WB=93mm対応)』を使用しました。
中身はこんな感じです。
とても良いキットでした。説明書の指示通りに組めばモーターの位置を下げてスッキリさせることができます。
ただ、本当に普通に組むと短軸Njに改造した台車集電板が車体側の集電板に当たらないため、集電板を曲げる線を斜めにすることで少々内側に寄せています。
パンタグラフ
素直に製品指定の物を使い……ません。
指定の0258『PT4811N』も持っていたので付けてみたのですが、なんだか雰囲気が合わないんですね。どうやら実車はPT48はPT48でも下にアダプターを入れて取り付け台座の位置を変更しているようです。📞🐱<どうして近鉄は毎度パンタの取り付けがヘンなんですか?
何か良い代替品はないかと調査を行い機関車用のパンタが良いとの情報を得たりした結果、たどり着いた結論はPS22でした。
KATOのEF65-2000のパンタを付けてみたら穴の間隔がピッタリ!!!長さが余っている?取り付け足が丁度いい感じです。
ただしPT48とPS22では上側のフレームの筋交い(?)の向きが逆なので、一旦バラして当該部分を裏返すことで再現しています。
さてKATOのパンタを買い足してくるか……と思ったのですが、丁度そのタイミングでTOMIXの0297「PS22BN」が再販されたので試しにそちらを買ってみました。先述のKATOのパンタ共々TOMIXのEF65のプラパンタの交換用として売れているらしいパーツです。みんなそんなにプラパンタ嫌いか……?
こちらを付けてみますと(右)、
えぇ……同じTOMIXで足の間隔合わないんかい……
というわけで、結局KATOのパンタを買い足して先述のように改造しました。
ちなみにパンタの取り付けはツメと4本足のほか、線路方向の2穴タイプにも対応しています。
ここまで終わってとりあえず人前に出せる姿になったので、Njゲージクラブの定例運転会に持って行って走らせました。
快調に走ってくれました。いいですね。今後は短軸Nj専用台車レリーフの作製、点灯化などを行っていこうと考えています。
宣伝
Njゲージクラブの定例運転会と書きましたが、これ実は始動間もないプロジェクトで現在絶賛会員募集中です(先述の運転会は参加者が主催と私の2人でした……)。
2ヶ月に1回開催で、会場は東京の大井町駅の近くです。興味のある方は下記サイトをチェック!!
続きます。次回はTNカプラー化、集電化、室内灯の設置を行います。