日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【1/80】山形鉄道の鉄道むすめラッピング車を作る(3/n)

こちらの続きです。前回は連結器の取り付けと室内表現を少々、そして試運転までが終わりました。



・目次



モーターの置き換え


これまでは試作的に適当なNゲージ用のモーターを使っていたのですが、無理がありそうだったので少し大きなIMONモーターの1527Dに取り替えました。



で、またも隠す意味が無さそうな某所で試運転をしてきました。

結果、全く問題なく走ってくれました。モーターが熱くなることもありません。ただ、集電軸が少ないため車輪の汚れに弱くすぐ止まってしまうのが玉に瑕。どうにかならないかとオモリを積んでみたところ、

低速でも驚くほどスムーズに走ってくれました!載っているのは栗ようかん(55g)×2です(笑)重ければどうにかなるらしいので、ウェイトは頑張ってたくさん積むとしましょう。

モーターの固定

これまでの両面テープでポン!ではダメなのできちんと固定します。ただ、モーターを固定する際もネジ等が床上に出てほしくないのでちょっと工夫をしました。

片側は専用のモーターホルダーを使います。お膳立てとして床板にM1ナットを接着した上で周りをプラ板で固めた台座を作りました。

で、この台座とモーターホルダーをM1×2のネジで締結します。モーターホルダーの穴がφ1.5mmで少々大きかったので念のためワッシャーを挟んでおきました。M1ネジに使えるワッシャーはIMONから出ていますIMONマジで何でもあるな……

こうすると床の上はフラットなままでモーターを取り付けられます。



片持ちでは不安なので反対にもLブラケットを付けてやります。IMONの純正品(?)は電極と干渉して付かないので自作します。
プラ板で板金モドキをやりました(笑) ハンダゴテにプラ板を近づけて曲げました。案外うまくいくもんですね。




とりあえず足回りはこれでいいでしょう。キット付属の床下機器を仮で付けておきました。


灯火類

ヘッドライト/テールライトを点灯化していきます。元のキットにもライトケースは付いていましたが、遮光性に問題があったので金属製の物を使うことにしました。

ライトケースの部品として音羽工房のHOP-035/HOP-036「1/80 角型ライトケース レンズセット」を購入。

トレジャータウンの8904-02A「汎用角型ライトレンズ」と大きさ比べ。ピッタリです。

キッチリで嵌まるように車体側の穴を拡げます。

ライトケースの裏に四角い穴を開けた黒いプラ板を貼って、

1608のチップLEDを取り付けました。

オデコ用と下部用を作ります。

詳細は省きますが、光量制御用のCRD・ライトのON/OFF選択用のDIPスイッチを組み込んで組み上げてこうしました。

このライトユニットを車体に組み込むとこんな感じ。ちなみにこの配線に使っているプラ板みたいな物はエクステンション基板です。今回使用した1.27mmピッチの物以外にも1.0mmピッチ、0.5mmピッチの物もあります。

運転台に隠れます。

動作確認の後、黒プラ板の裏に黒い接着剤を塗って遮光しました。


車体の加工

これまでは内装の制作方針を固めてから外装に移ろうと考えていたのですが、諸般の事情によりとりあえず先に外装を仕上げて内装は後回しにすることとしました。

小パーツ類


ドア上の雨樋を削ります。

ドアコック蓋、ドア脇の車外スピーカーも削り落としました。なお、車外スピーカーを復活させたい場合はトレジャータウンのエッチングパーツが使えそうです。


票差しは元のモールドを切り取って少し上に移設しました。ちなみにこれは移設しなくてもトレジャータウンエコーモデルから出ている1/80のエッチングパーツが使えそうです。

なお、ドアエンジンの点検蓋?はN用はあっても1/80用のそれらしいパーツが無いので、塗装後にデカールで再現or潔く省略することにしました。


給油口

Maxモデルのキットは給油口が省略されているので自分で掘ります。


先が球形の工具(スチールバーと呼ぶらしいですね)をピンバイスに噛ませて手動で球形の窪みを作り、斜め下向きにドリルで開口します。

窪みの下のほうをプラ材で埋めて外観を整えます。あとはここにNゲージ用の信号炎管を差し込んでやればそれっぽくなります。




ここまでやったところで機会が巡ってきたので例のレイアウトで試運転。ライトは好調!ただ、逆方向のライトがぼんやり光る現象が出ているのでセラミックコンデンサーでも入れてやろうかな?
また、前回はウエイトを大量に積まないと上手く走らなかったのが今回はウエイトなしで大丈夫でした。踏面の黒染めがいい感じに剥げてきたからでしょうか。

手すり


側引戸の脇の手すりです。φ0.4真鍮線を丸プライヤーで曲げて作ります。ここの手すりが浮いているのがHO気動車の魅力だと思ってます(笑)


室内の塗装

室内を先に塗っておいたほうが都合がいいのでとりあえず内側を塗っておきます。車体の成型色が白で光が透けてしまうため、

外側をマスキングしてはじめにMr.カラーのNo.2「ブラック(黒)」をしっかりと塗ります。

続いて、内装色としてMr.カラーのNo.111「キャラクターフレッシュ(1)」で塗装。白かクリームか微妙な色合いの化粧板の色にピッタリです。


ガラスパーツの塗装

車内を覗き込んだときに窓サッシが銀色に見える&室内灯の光が透けないことを両立したかったため、面倒ですが3度塗りをしました。

こんな感じにマスキングをして、Mr.カラーのNo.8「シルバー(銀)」→No.2「ブラック(黒)」→No.8の順に塗りました。色選びに色気がありませんが、控えめなメタリックが良かったのでシンプルな色を選びました。

カーテンを仮置きしました。甲府モデル(パンケーキコンテナ)の「カーテン(桃)ロングクローズ仕様」と「カーテン(桃)ロングオープン仕様」です。いい感じですね。



めっちゃ嬬恋に行くやんって思いました?前回の記事を投稿したのが2021年12月なんですよね……(苦笑) なんとか2023年の秋ぐらいまでには外装だけでも完成させたいところです。デカール鋭意制作中!

続きます。


今日も一日鮎貝りんごが可愛い

当ブログはリンクフリーです。