所用あって安房鴨川が目的地となる旅行をすることになりました。どうせならついでに久留里線に乗りたいなぁ~~と考えたのですが、どうやら木更津に戻って内房線に乗り続ける時間の余裕はなさそう。どうにかならないかと検索してみたら出てきたバスです。もちろん、逆向きに使って安房鴨川を出るのに使うのもアリでしょう。
まず、木更津から上総亀山へ移動しました。これで久留里線完乗。青春18きっぷのシーズンだったこともあり、久留里~上総亀山に乗っていたのは同業者ばかりでした。
上総中野まで延びるはずだった線路。
さて。乗ってきた列車は上総亀山14:01着、そのまま折り返し14:26発の木更津行となります。この駅まで来た人々はほぼ全員車内へ戻りましたが……
これを流してしまいます。
次の木更津方面の列車は約3時間後です。
列車が去り、誰もいなくなった駅舎。かつては有人駅だったのでしょうが窓口は閉鎖されており、乗車駅証明書の発行機が置いてあります。
私以外は全員さきほどの列車で去ったと思っていたのですが、若者3人が駅に残っていました。この後どうするつもりなのか尋ねたところ、「濃溝の滝」なるスポットへ向かうとのことでした。
軽く雑談をして彼らに別れを告げ、バス停へと向かいます。
線路終端の方へ歩き、地図を見ながら少し歩くと「上総亀山駅入口」の交差点に出ます。
そこを右折して少々歩くと、バス停が現れます。
バス停の名前は「亀山・藤林大橋」。
時刻表。平成23年7月から改定されていないようです。
バスが来ました。「カピーナ号」という名前がついています。おおむね時間通りでした。
車内はこんな感じ。これでも予約が不要な路線バス(?)で整理券が出るのですから不思議な感覚です。
バスは亀山ダムの上を走り、地図左の黄色い道路(県道24号線)に出たあとひたすら南下します。
先述の濃溝の滝ですが、場所は県道24号線沿いでした。……が、「君津ふるさと物産館」~「福祉センター前」間の、停留所がない場所にあります。このバスは使えないので他の手段を検討したほうがよさそうです。
途中で鴨川有料道路を通ります。バスなので通行料金は720円でした。ところでこのバス、私が乗ったときは乗客が自分を含めて2人。亀山・藤林大橋~安房鴨川駅は運賃が820円なのでほとんど利益がないことになってしまいました。大丈夫なのかなぁ……
有料道路を抜けると再び県道24号線になります。この道路をひたすら走ると安房鴨川駅に着きます。ケーズデンキとヤマダ電機が並んでてバチバチですねぇ
安房鴨川駅に到着。所要時間は30分ほどでした。820円支払って降りました。
駅前の観光協会の建物には、先述の濃溝の滝のポスターが張ってありました。全く知らなかったのですが有名どころのようです。
・余談
人生不思議なもんで、この翌日に「君津ふるさと物産館」に行くことになりました。
ちなみに、このバスは千葉駅発着で久留里線内の結構な数の駅付近に停車します。うまく組み合わせれば途中下車の旅・のりつぶしも捗るかも知れませんね。