日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【閉店】【塩尻・松本】村井のネットカフェ「アプレシオ」に宿泊


https://aprecio.co.jp/shop/murai
2023/07/12追記:閉店しました。

感染症の大流行以降、ネカフェ業界は快活CLUB一強時代に突入してしまった感があります。多種多様なネカフェが各地にあったあの頃が懐かしいですね……



塩尻か松本のあたりでネカフェを探していたところ候補にあがった店です。平田駅の近くには快活クラブがあったのですがシャワーがなかったので却下。こちらを選択しました。
2021/03/13追記:その快活CLUB松本南店にもシャワーが付いたようです。快活さん勢いが凄いなぁ……



宿泊日:2018年2月16日

・アクセス


篠ノ井線の村井駅から徒歩10分です。公式サイトに詳しい行き方が書いてあるので、こちらをご覧ください。
http://www.aprecio.co.jp/shop/murai/news/4815
2021年2月11日追記:いつの間にか自動改札が付いたんですね。3年前に泊まりに行った時はありませんでした。

・料金と割引

https://aprecio.co.jp/shop/murai/serviceguide#price
ここに書いてあります。会員証を持っていない場合はまず入会金300円がかかります。

このネカフェは割引が豊富です。まずLINEで友達登録すると入会金が無料になります。

既に会員証を持っている人にも割引があります。

まず学割。平日限定ですが、学生なら300円引きに。

期間限定だそうですが、平日の5時~17時に入店すればなんと11時間1000円というパックもありました。17時に入ってもさすがに始発には早すぎますが、使いようによってはかなり強力なのでは?

さらに、入店のときになんとブース料金半額券と100円引き券を貰いました。半額券のほうはさすがに次回以降しか使えないのですが、長野近辺を数日間旅行するならわざわざ村井に戻って泊まるだけの価値さえあるかも!?


ただし、割引の併用はできません。自分は入会金を無料にしたので他のサービスは使えませんでした。

・ブース

いわゆるフルフラット席を選びました。寝るには充分な広さのブースです。

コンセントは2つ。一般的な家庭用の差し込み口です。

また、小ぶりながら金庫が付いています。シャワー等で席を離れる時、あると安心なので有り難い設備です。

・シャワー

衛生面で気になる所が少々ありましたが、特に問題はないレベルでした。シャンプーとボディーソープは備え付けてあります。1回320円です。

・洗面台

トイレに併設してあります。顔を洗ったりするのに充分な大きさはあります。
…いや何故こんなことを書くかって、実は以前泊まった某所の洗面台が手洗い専用の非常に小さい物のみで、歯磨きも顔を洗うこともできなくて困った経験があるからですね……

Wi-Fi


回線速度は十分でした。ブースにパスワードが書いてあります。

・ドリンクバー


今まで見たなかでは最も充実したドリンクバーでした。

定番のソフトドリンクはもちろん、お茶やアセロラが。

りんご酢、野菜ジュース、緑茶、

…これはなかったことにしましょうか(笑)

暖かいお茶各種が置いてありました。電子レンジやトースターもあります。


さらに…フローズンっていうんですかね。ネカフェに置いてあるのは初めて見ました。


さらにさらに、朝になったらドリンクバーにコンソメスープが追加されていました。もう言うことはありません。楽しくて、旅行中なのについ調子に乗って色々飲んでしまいました。



総合的に見て、宿としてかなり優秀なネカフェであると感じました。推せる店がまた一つ増えました。




・更新履歴
2018/02/19 投稿
2021/02/11 公式サイトへのリンクを追加
2023/07/12 閉店に対応

KATOのスタンダードSXに関してあれこれ

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KATOの新しいパワーパック、スタンダードSXを買ってみました。めちゃくちゃにスローが効くとのことでTwitter上でも話題になっていましたね。

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とりあえず開封。本体に対して箱が異様に大きいのですが、
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これはACアダプターがしまえるようになっているためです。

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背面はこんな感じ。パワーパック~線路の間のコネクターは以前の製品と変わらず。

従来の可変抵抗によるコントローラーの後継機となっているだけあって、本体のサイズや操作方法、端子などはスタンダードSを踏襲していますね。また、従来品はパッケージがブリスターだったので使用後の収納には向いていなかったのですが、今回からは箱一つに収まるようになっています。固定式レイアウトを持たない人にはありがたい変更です。


さて。購入してわかったことがいくつかあったので、その疑問と答えを記しておきます。

・ACアダプターの互換性

今回からはACアダプターが別売りとなっています。スタンダードSのアダプターを流用できないかなと思ったのですが、結論から言うと無理でした

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これがスタンダードSのACアダプター。出力は交流15Vです。
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これはスタンダードSXのNゲージ用。出力が直流13.5Vとなっています。互換性はありません。

・N用とHO用のACアダプター

ACアダプターだけ別売りになっている理由はきっとこれでしょう。N用は出力の電圧が最大12Vなのに対し、HO用は16Vまで上がるそうです。N模型には16Vも必要ないのでN用を選択しました。
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しかし、どうやらHO相手でも場合によってはHO用を選択する必要がないようです。HO模型もスピードを出す予定がないならN用で十分ですよ、とのこと。

・対応しない機器

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側面のスナップ端子(ポイントマシン等を付けるところ)には、KM-1とKC-1(電源とコントロールユニットが別になっているタイプのパワーパック?)と、旧式の自動踏切(20-650)は付けられないようです。


走行性能は話題になっている通りなので書くまでもないでしょう。それ以外の観点から見ても、KATOが従来の可変抵抗式を廃番にするだけのことはあるなと感じたパワーパックでした。

札幌のササラ電車のフィギュアを動力化する

海洋堂の創る超リアルな(フィギュア版)冬の北海道大物産展という名前で模型化された車両です。どうやら飲み物のオマケとして2006年の1月頃に販売されていたようです。

さて、どうしてそんな物が私の手元に来たのか。
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地元にかつて存在したリサイクルショップで発見したからです。お値段50円。

中に入っていた紙はこんな感じ。
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下に見えるCDケースは押さえつけるためにスキャナーに挟んだ物です、気にしないでください(汗)
ササラとはそもそも何なのか、そういったところまで説明されている丁寧な解説書。

気になるスケールですが、
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軌間を測るとだいたい6mmといったところでしょうか。札幌市電狭軌なので、スケールダウンが正しく行われているとすると約1/178になります。しかし、線路と車体の縮尺が本当に同じなのか、そもそも車体はデフォルメされていないのか、そこは私には何とも言えません。


さて。勢いで工作をしたら全然写真を撮っていませんでした(笑)完成した動力ユニットがこちらです。
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モーターは少し前に購入した秋月電子の振動モーター(現行の物とは少し違う)からオモリを外したもの、ウォームギアとギア付き車軸はKATOの物を使用しています。
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車輪はロクハンのφ4mm車輪を使っています。鉄道ホビダスによると、この車輌の台車は「Brill79E改」で、原型のBrill79Eを大改造した物だそう。同じく鉄道ホビダスによると、その原型の台車は車輪径が610mmだったそうです。610÷150≒…というわけで車輪径を4mmにしています。ただし、大改造の際に車輪径が変わっていない保証はありません。

一番重要なのは軌間。1/150の車両が9mmのNゲージではなく6.5mmのZゲージのレールを走る、いわゆる「Njゲージ」という規格で動力化しました。Nゲージに改造するのには無理があったからです。
原因は、1/150の世界において9mmゲージは標準軌馬車軌に相当することです。1435÷150≒9.57で、1372÷150≒9.15。一方、1067÷150≒7.1で、これを9mmに揃えているのが今の日本型Nゲージ、というわけです。一般的な車両ならばこれでもなんとかなるのですが、車体が横に小さいササラ電車では無理でした。Njゲージ規格を採用した理由はこれです。

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というわけで、ギア付き車軸は左右の長さを詰めて使っています。内径は同じ1.0mmだったので穴は加工せずに使えます。集電板は同じくKATOの物を切削加工し、軸間距離を詰めて使用しています。

最後にですが、モーターにウォームギアを取り付ける際に気付いたことを何点か。

まず、KATOのウォームギアの穴径は1.0mmです。片方の端っこだけ1.0mmしまりばめ、残りはすきまばめという造りになっています。
ところが、今回使った小型モーターの軸径はそれより細いのです。軸を揃えてあげないとギアがブレてしまうため、金属パイプで穴径を変更して差し込んでいます。

で、このモーターの軸径を測ったら0.8mmと出ました。なので、Albion Alloysの外径1.0内径0.8のパイプを購入。

しかし、実際に挿してみたら緩くて全然軸が合いませんでした。まさかと思い、後日内径が0.7mmの物を購入したところ…
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気持ちいいほどにピッタリでした。0.7mmじゃん。

原因は測定器具にありました。
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昔から使っていたプラ製のノギスを使ったのですが、これがよく見ると最小読取値0.1mm、器差0.1mmと書いてありました。これはいけませんね。こういう目的で使うならば、もっと高級な器具を用意すべきでした。反省。

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で、外径1.0、内径0.7のパイプというかなりマニアックな代物ですが、これはエコーモデルさんが製品化しています。他にも様々な外径と内径の組み合わせで売っているようなので、動力の自作をする際には重宝するかと思います。

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ここまで終わるとこんな感じ。動力にはウェイトとして鉛を積んでおきました。

最後に、ササラを取り付けます。元のディスプレイモデルではブラシが台座側に表現されていました。車体にブラシを付けてやります。とは言っても、進行方向前側のブラシは雪に埋もれているため、台座から切り取って付けることはできません。新しく作ってやる必要があります。

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まずアームの位置が低すぎたため、車体から切り離して「おゆまるくん」で型をとった後、取り付け直しました。
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次に、このアームを複製して反対側にも取り付けてやりました。

ここに歯間ブラシを加工して白く塗ったものを取り付けてブラシとしました。


さて。某イベントでこの車両の試運転をさせて頂いたのですが、やはり一般的なパワーパックを使うと爆走してしまいました。KATOのスタンダードSXでも路面電車にしてはちょっと速いかな?という速度にしかならなかったので、やはりどこでも走れるような車両にはなりませんでした。あくまで自宅用とするほうがよさそうです。もっとも、Zゲージ(Njゲージ)のレンタルレイアウトなんて日本にいくつあるのか、という問題がありますが…(笑)




走行の様子。電源はKATOのスタンダードSXです。手作り動力のわりによく走ってくれますが、数分間走らせただけで熱々になってしまいます。振動モーターを鉄道模型の主電動機として使うのはやめたほうが良さそうです。


・更新履歴

2019/01/03 YouTubeチャンネル開設に伴い、動画へのリンクを追加しました。

鉄コレの相鉄モニ2000をボディマウントカプラー化する

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TNカプラーを付けると台車が回らなくなるために、ボディマウント化を諦める人が多かった車両。私もKATOの物を試してみたり、限界まで削ってみたりと色々試しましたが、全て失敗していました。


ところが、先日発売された連結器を試してみたらボディマウント化できました。
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三鶯(サンイン)重工のCESというカプラーです。三鶯重工は運転シミュレーション系ゲームのコントローラーで有名な台湾の会社ですが、模型部品の販売も始めたようです。取り付け部はTNタイプとKATOタイプの2種類、連結部は密自連タイプと棒連結器タイプの2種類あり、計4種類の製品が出ています。


カプラーポケットの部分が小さいことが特長で、台車が干渉して取り付けられなかった場所にも付けられるカプラーです。

ただ、これでもモニ2000にそのまま付けることはできません。加工を行います。

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ここまで削り込んで小さくします。復心装置を諦めることになりますが、仕方がありません。カプラーの回転軸を左右にずらす機構が他社のカプラーよりも車端部側にあるため、ここまで削ってもきちんと機能します。

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曲線通過時の様子。この程度回せばR280は曲がれます。

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私が設定している到達目標の「R280同士のS字カーブをクリア」も達成。これができれば殆どのレンタルレイアウトは走れます。

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ただし、弱点が一つ。カプラーポケットと床板取付部はKATOスタイルなツメで繋がっていて、一度外すとツメのモールドが潰れて緩くなってしまいます。本家KATOの連結器同様、解結時に根本ごと取れる問題が発生するんですね。破損防止のため、改造が終わった後に瞬間接着剤で固定しておきました。軟質プラ同士の接着なのでセメダインのPPXを使用しています。


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販売はF-Modelsのオンラインショップと秋葉原の店舗で行っています。(2018年2月現在)

この記事が、TNが付けられない車両でお悩みの方のお役に立てば幸いです。



秋葉原鉄道模型店をまとめたマップを作っておきました。ぜひご利用ください。

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