KATOの新しいパワーパック、スタンダードSXを買ってみました。めちゃくちゃにスローが効くとのことでTwitter上でも話題になっていましたね。
とりあえず開封。本体に対して箱が異様に大きいのですが、
これはACアダプターがしまえるようになっているためです。
背面はこんな感じ。パワーパック~線路の間のコネクターは以前の製品と変わらず。
従来の可変抵抗によるコントローラーの後継機となっているだけあって、本体のサイズや操作方法、端子などはスタンダードSを踏襲していますね。また、従来品はパッケージがブリスターだったので使用後の収納には向いていなかったのですが、今回からは箱一つに収まるようになっています。固定式レイアウトを持たない人にはありがたい変更です。
さて。購入してわかったことがいくつかあったので、その疑問と答えを記しておきます。
・ACアダプターの互換性
今回からはACアダプターが別売りとなっています。スタンダードSのアダプターを流用できないかなと思ったのですが、結論から言うと無理でした。
これがスタンダードSのACアダプター。出力は交流15Vです。
これはスタンダードSXのNゲージ用。出力が直流13.5Vとなっています。互換性はありません。
・N用とHO用のACアダプター
ACアダプターだけ別売りになっている理由はきっとこれでしょう。N用は出力の電圧が最大12Vなのに対し、HO用は16Vまで上がるそうです。N模型には16Vも必要ないのでN用を選択しました。
しかし、どうやらHO相手でも場合によってはHO用を選択する必要がないようです。HO模型もスピードを出す予定がないならN用で十分ですよ、とのこと。
・対応しない機器
側面のスナップ端子(ポイントマシン等を付けるところ)には、KM-1とKC-1(電源とコントロールユニットが別になっているタイプのパワーパック?)と、旧式の自動踏切(20-650)は付けられないようです。
走行性能は話題になっている通りなので書くまでもないでしょう。それ以外の観点から見ても、KATOが従来の可変抵抗式を廃番にするだけのことはあるなと感じたパワーパックでした。