日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【1/64 16.5mm】名鉄の軽トラ保線モーターカーを作る(2)


名鉄の軽トラ保線モーターカーを作る・第2回です。今回はモーターに保護回路を入れたのち点灯化していきます。前回の記事はこちら。



・目次


モーター保護回路の製作

遊星歯車付モーターの耐圧は6V(常用3V、最大6V)らしいので、耐圧12Vを確保するために保護回路を入れます。規格的にHOは16Vまで上がるらしいですがどうなんでしょうかね?

いつものブリッジダイオード+ツェナーダイオードの回路を挿入……と思っていたのですが、どうもTOMIXのパワーパックとツェナーダイオードは相性が悪いようので別な手法を考えました。

走っている時の電流量を測定すると概ね25mA、最大でも50mA程度でした。ということで、

抵抗です(笑) 流量が少ないですしここはシンプルイズベストですね。最大9Vの電位差で最大50mA……ということで、事前に可変抵抗でテストした上で180Ω - 1/2Wの物を買いました。


灯火類

今回ももちろんヘッドライト/テールライトを点灯化します。今回はひとまず走行に必要な灯火類を点灯化します。

ゴールの共有


貴重な活動中の姿の写真です。色々と光っていますね。紫色なのは写真の現像の問題ではなくマジで紫色に光っている……!?
 

テールランプ

 
ボディのテールランプの印刷が入っている部分に穴を開けます。どうやら実車の赤い部分は全てがテールランプの発光部ではなく、内側部は赤い反射板になっているようです。とりあえず穴を開けてそのまま1608サイズの赤色チップLEDを配置……

ダメだこりゃ(笑) ボディがスケスケです。
ということで、

LEDにカバーを被せてみました!一回り小さい1005サイズのチップLEDのブリスターを封止樹脂に被せ、余計な光漏れを防ぐ作戦です。

……上手くいきました!良さげですね。
 
続いて整流回路を作ります。鉄道車両とは異なりバック時にも光っていてほしいため、ブリッジダイオードを使いました。

こうしました。ちなみに床下機器を付けると後輪の下に潜り込むぐらいカツカツな配置です🫠


ヘッドライト

開孔

点灯化にあたり、ライトレンズをどうするかを考えました。

KATOの165系大目玉用のライトレンズの上下を切ったらいい感じっぽい?

元のガチャポンのライトのカバーを外すとこうなっているので、元の穴をφ2ドリルで拡げて黒プラ板で余計な部分を塞ぎ、ライトレンズを入れると……

いい感じじゃない??これで行きましょう。

また、このときついでにフォグランプの穴も開孔しておきました。φ1.2-1.4パイプを嵌めるつもりです。


LEDの組み込み

ヘッドライトには2012サイズのウォームホワイトを使用。

こんな感じの回路を組んで、

車体に組み込みます。ここのCRDには18mAを2粒使いました。こう見ると本物のハーネスみたいだな……


光りました!ハイディテールなカーモデルは多数あれど光るカーモデルはあまり見ないような印象がありますが、やっぱり光るとカッコいいですねぇ。


後退灯

クルマにあって電車には無いライトです。作っていきましょう。ちなみにキャリイはこれがバックランプのようです。

手始めに穴を開けます。荷台の床板との位置関係でLED直付けは厳しそうだったので、チップLEDと金属パイプを繋ぐ治具を黒プラ板で作って光を発光点まで持って行きました。

これで周囲には光が漏れずに済みます。チップLEDは1005サイズを使用、CRDの流量は1mAとしました。


光りました!
なお、当然ですがバックランプだけはブリッジダイオードを介さずに配線しています。逆にヘッドライト・テールライト鉄道模型的に言えば室内灯のような回路構成になっているのが面白いところです。


ライトの仕上げ


テールライトのカバーを作りました。素材は赤い暗記用の下敷き!こういうのに気付ける瞬間が楽しくてやめられません(笑)
また、後退灯にはレンズとしてヨミレンズ(角型Nゲージ用)を埋め込んでいます。キラッと感が良いですね。


試運転


最低限の灯火類、完成!ウォームギアが芯振れしているせいで相変わらず少々うるさいですが、そこそこいい感じに走ってくれます。集電性能さえどうにかなればいいんだけどなぁ……小型車はつらいよ。



続きます。次回は追加の電飾か塗装とデカールか……気が向いたほうを先にやろうと思います(笑)
 


勝手に宣伝


ドライバーがいなくて物足りなかったので『1/64道路工事+仕事猫』を買いました。小さくても造形や塗り分けがしっかりしていて出来が良いです。トイズキャビンさん、これからもよろしくお願いします!応援してます!

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