日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

Bトレでスカ色の103系を作る

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鉄道ピクトリアルのNo.648(1998年1月特大号)に掲載されていたもの。
共にサハ103だったようです。軽い塗り替えネタとして作ってみました。



一方はユニットサッシ車、もう一方は非ユニットサッシ車を選択。


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妻板は予め淡緑1号で貫通扉を塗っておきました。クリームを塗装、マスキングしてFARBEの青15号で塗装します。

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組んでみました。トップコートを吹く前に、ポスカでHゴムに色を入れてあります。

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屋根板はベンチレーター→屋根→クーラーの順に塗装。

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本当にお手軽な塗り替えネタです。中間車だとあんまり103らしくないですね(知ってた)

・更新履歴

2017/07/12 投稿

ワールド工芸のクモヤ22001を作る(1)

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ワールド工芸プラスティック製車体のイージーキットを合言葉に製品化している「プラシリーズ」の一つ。発売を知った瞬間に(後先考えずに)購入を決意。その後積み上げるのも気が引けたので、初めてのプラ製板キットとしてこれを選んでみました。

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実車資料は、インターネット及び鉄道ピクトリアルのNo.866「事業用車両」(2012年9月)と、「国鉄電車ガイドブック 旧性能電車編(下)」。国鉄電車ガイドブックはこの車輌の図面が掲載されています。


・前面

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本来の設計では、片方は配管なし前面、もう片方は配管あり前面を使用する想定なのですが、その前面パーツの配管モールドがあまりにも大雑把なので金属線で引き直すことに。削るのは面倒なので両側共に配管なしの前面を使用します。
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配管なしの前面もこんな感じ。サボ受けがかなりゴツく、尾灯のフチも相当に太いです。サボに関してはおそらく実車の箱のサイズ感をそのまま金型に反映させたのでしょうが、そのせいで逆に安っぽくなった感があります。ちなみにTOMIXの72/73系だと、サボが差されている状態を表現した部品が付いてくるようです。KATOのクモハ12などはこの大型サボ受けが華麗に表現されているのですが、この辺りが完成品メーカーの技なのでしょうね。

大型で目立つので、実際にサボを差し替えて遊べる金属パーツに交換。また、尾灯も金属パーツに置き換えます。

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サボ受けと尾灯を削って、
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トレジャータウンのTTP241-02「前面箱サボ受け#2」を用意。

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一つ分を切り出すとこんな感じ。これを組み立てるとサボ受けになります。


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尾灯の交換にはBONAのP-206「旧型国電用テールライト(平妻用)【4組入・φ1.1】」を使用。

ただこの部品、取り付け穴の直径が何故か1.1mmと中途半端な数字で、1.0mmの穴にはギリギリ入りませんでした。根元側はそこそこ厚いので、あと少し削って1.0mmで取り付けできる仕様なら多くの人にとって使いやすいのにな…と思ったり。

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取り付けて箱組みするとこんな感じになります。

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さらっと流しましたがこのキット、箱組み前後の処理が大変です。屋根板が長すぎるので切り詰めたり、前面に飛び出る謎の突起を削ったり…


・台車

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元のキットにも台車レリーフが付属していたのですが、ご覧のようにクオリティの程は…(´・ω・`)

板バネの横にハシゴのように見える物(なんだろうこれは)が付いている台車で、分類的にはDT11となり、実車資料を見る限り使うのはこのタイプの台車で正しいようです。ただ、GMのDT11は仕様が違うので使用不可。他のメーカーの部品を漁ると…

KATOの4964D1「クモハ12鶴見線動力台車DT11」がバッチリ!!

…って動力台車かよ。

さすがに高価な動力台車を切ってレリーフだけを持ってくるほどお金持ちではないので、他をあたります。

  • 鉄コレにこの仕様の台車を履いていた車輌がある…?
  • 鉄コレのTD-02「動力ユニット専用台車枠パーツセット」に収録されている
  • 動力ユニットTM-07(TM-07R)に収録されている

ことが判明。鉄コレの台車が使えそうです。


…さて、模型屋を漁っていたらこんな物に遭遇。

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鉄コレ2両で432円。安い。

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クリームと赤の車両、豊橋鉄道ク2751の台車がお目当てです。もう片方は秩父鉄道のデハ302ですね。

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んでこの台車がお目当て。キットに付属していたものよりも表現が格段に上です。

・有蓋室の床

素組みだと有蓋室に床がない状態となるので、プラ板で加工してやります。側面と前面合うように切り出し。

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無蓋室の床板も含めて車体を構成する構造なので、通常の箱のように「塗ってから床板を付ける」ことはできません。また、有蓋室の6面全てにフタをすると、有蓋室内に色を塗ることができなくなります。

有蓋室の床は別で作っておき、サイズを合わせて連結器その他の加工を行って塗装後に付ける方針でいきます。

サイズを合わせたら取り外し。これは別で加工して、最後に取り付けます。


・パイピング

前面から降りるパイピングは旧国ならではの魅力。
前述の通り、モールドが大雑把で恰好がよくないので自分で引き直します。

・母線

ここで洋白製の金属パイプを用意。Albion Alloysの、外径0.4mm、内径0.2mmという驚異的な細さの金属パイプです。わざわざパイプを使う理由は後述。

買ってきたままだと長いので当然切断しますが、普通に切ると潰れてしまいそうなので…
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予めφ0.2mmの金属線を挿しておいた状態で、カッターを使って切断。

前面に固定する金具として、トレジャータウンのTTP215-31「屋上配管止め バリエーション1」を使用。実車の固定具もひげ付きだったのでピッタリ。

母線はランボードの下を通ってパンタグラフに接続されていた様子。TOMIXの製品状態そのままだと屋根板のRに合わないので少々ばかり削り、ランボードの足に穴を開けて母線を挿します。

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パイプを曲げて配管止めに通し、ランボードと接続。かなりいい感じです。


・空気作用管

こちらはφ0.2mmの真鍮線で作ります。

まず、資料がなさすぎて困ります。前面を伝って屋根に上がっていくのはいいのですが、その後が、ね…
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元のモールドはこのようになっています。そのままなぞってもいいのですが、やはり何かしらの資料は欲しいもの。

…ですが、改造前の姿まで遡って探しても見つからず、また類似した車輌から類推することもできず(あの時代に、屋根上を撮影するためにフィルムを消費する人はいなかったのでしょう)、結局あきらめることに。
雰囲気重視で作ります。

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屋上にトレジャータウンの配管止めを設置、真鍮線を曲げて前面に下ろしたら源氏パイ止めで固定します。
(源氏パイについて、詳しくはBトレにパイピングしてみた記事に書いてあります)


実は、最初は前面に0.1mmのプラ板で土台を作っていたのですが、いざ出来上がってみたら微妙だったので撤去しました。

・ちょっと手直し

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ランボード周りを角度を変えて見ると……えーと?

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ランボードの足を入れるべくもとのキットに開いていた穴ですが、どうやら大きすぎるようです。隙間ができてしまっています。これは放っておけません。

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適当なランナーを焼き伸ばして、(ちなみに今回はBトレのガラスのランナーを使いました、本当に何でもいいんですよ)
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行くところまで挿して、
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カットしてヤスリがけ。これで簡単に丸穴が塞げます。

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ちなみにこの穴の径が気になって調べてみたところ、どこかで聞いたようなφ1.1mmでした。業界内に何かがあるのでしょうか…?

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ふと思い立ってパンタの足を挿す穴にランボードを入れてみると、これが見事にピッタリ。全部同じ径で開けてくれればよかったのに。


あとは穴の開け直し。パンタ足の穴の径がφ0.8mmだったので、こちらもφ0.8mmで行きます。
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仕上がりはこんな感じ。穴の周囲の灰色の部分が余計だったわけです。


・銘板

トレジャータウンの「京成赤電小パーツ集」を使用。あるメーカーは銘板ばかりを集めた商品を出しているのですが、どこへ行っても売り切れ状態。そんななか…


こんな情報をキャッチ、すぐさま購入。うまいこと買わされた。


接着方法ですが、説明を読むと

プラ用接着剤を流し込み、塗膜で固着

とあります。えっ…?本当に大丈夫かそれで…?


強度が大変に心配だったので、瞬間接着剤で固定します。
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下穴を開け、銘板を置いたら裏から接着剤を流して固定。ウマくいったぜとか思っていたのですが…
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瞬間接着剤が銘板の裏全体に流れてしまい、接着剤の厚みで接着面が揃わなくなってしまいました。仮止めが甘かったか。


・車端床下

KATOのクモヤ90を購入して以来、単行事業用車は片側TN、反対はKATOと決めています。今回もそれに準じて工作。

・TN側

ちょうどJC6329「密連型TNカプラー(SP・黒・旧型国電用)(1個入)」という、TOMIXの72・73系用のカプラーがあったので購入。IMONの中の人いわくJC28のスプリング変更版だとか。
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それにしても、どうして新品のTNカプラーはいつも粉まみれなんでしょう?

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きちんと洗って、


定番のTNカプラーJC0336と何が違うのかと思い比べてみると…

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連結する部分が違うんですね。

旧国の写真を見ると確かにそこの形状が現代のものとは異なっています。



そして、当然この車輌はスカート無しなので床下ディテールも再現します。

・配管と乗務員ステップ

肘コック(車端の配管)とステップは、今までは金属パーツを使用していたのですが今回は…
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TOMIXのPZ6287「ステップ(103系用L/R・配管付/無・各2個入)」という部品を使用。同社製のHGの103系の部品だとか。どうやらTNカプラーにはポン付けできるようです。
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引っかけてこのまま床板に取り付ければ、お手軽に精密感が出せる、というワケ。

・胴受の改造

使用したTNカプラーは厳密に言うとこの車種のためのものではないので、細部が異なっています。

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実車の胴受はこのような形状ではありません。ジャンパ栓受けの個数も、両側に1つずつではなく、片側が1つの反対側は2つ。特に、写真右側に関してはジャンパケーブルとの兼ね合いもあり、個数と位置が実車と異なっているのは問題。

そこで、
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この部分を改造します。
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KATOのZ04-7576「クモニ13飯田線 胴受け」を使用。TNカプラーの胴受けとジャンパ栓受けを切り落とし、これに交換します。
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KATOの胴受けは、ランナーから外すとこんな感じ。カプラーに取り付けるツメは切り落とします。
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旧性能電車らしさが出ていい感じです。見た目への影響が大きい部分なのでTOMIXにもぜひ頑張って頂きたいのですが、金型流用の関係で難しいのでしょうね…


ちなみにですが、どこかのメーカーがエッチング製の胴受けパーツを出していました。薄いのでそちらを利用するほうが楽かも。




・母線の後始末

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前面を通して下げた母線は床下に引き込みます。

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実車のように曲げて(乗務員ステップと干渉するので若干異なりますがね)

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床下ディテールを差して、

連結器と台車を付けると…
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台車が回らない。

…はい。模型の悲しい性ですね。

ここで気になって調べてみたところ、一般的なレンタルレイアウトの最小カーブ半径は280mm(路面、山岳など特殊な路線を除く)のようです。この程度は曲がれるようにしておきたいもの。


…というわけで、
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曲げて、
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ギリギリ乗務員ステップを避けるようにしておきます。

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これがTOMIXのC280を曲がっている時の台車のおおよその回転角度。本当にギリギリ。



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というわけでここまで来ました。先は長い…


・前後の記事

現在、執筆中です。お待ちください。


・更新履歴

2017/06/24 投稿

大宮の103系訓練車を作る(4/4)

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この記事でおしまいとなります。長かった…

・ガラスの加工

ドア窓は金属押さえ、戸袋のHゴムは黒でした。購入したモハはグレーHゴム仕様だったので塗り直す必要があります。

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…はい、ポスカがあればラクチンです。プラを侵さないので、はみ出しても爪楊枝で修正可能。筆塗りだと間違いなく(色々な意味で)死ぬぞ(戒め)

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また、前面ガラスのフチも塗ります。金属押さえだったので銀色に。

ちなみにですが、JR東日本タイプの金属押さえはエッチングパーツが出ています。トレジャータウンのTTP235-04で、方向幕、運番表示器、前面ガラス、高運の飾り帯など盛りだくさん。今回は使用しませんでしたが次回は使ってみようかな。


・クツズリ

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実車の沓摺はステンレス製でした。せめて銀色に塗ってやろうというわけで筆塗りしましたが難しいですね。失敗。



・妻板上部

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はい。色々と書くより見たほうが早いです。妻板の上端は車体色ではなく屋根の色になるべき。どうしてマイクロさんはパーツ分割をこうしてくれちゃったのでしょうねぇ…


普通に塗ってもよかったのですが、どうせなら妻板に回り込んだ灰色も再現してみようと。
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トレジャータウンのTTP264B「妻板キャンバス押さえ 通勤型国電用」。実車にキャンバス押さえが付いていたわけではありませんが…

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マスキングテープの切り出しのガイドとして使いました。
こんな感じで塗りたかったんです。

正直な話、エアブラシ塗装のためにマスキングで残すのは死ぬほど面倒だったのでここは筆塗りで済ませています。


事前にこんなツイートを見ていたので、これを使用してこの箇所で車体の筆塗りを実験的にやってみたのですが、個人的な感想としては「ナシ」ですね…
どうしても色ムラが出てしまい、ツヤ消しクリアーも半ツヤ程度になってしまいます。部分的な色差し程度に留めておいたほうがよさそうです。



・灯火の改造(低運編)


元のライトは電球。常点灯・発熱の心配なし・色分け可能といいことずくめなLEDに換装します。

まずは元の状態を…
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前進時はまだいいのですが、尾灯モードエェ…これは許容できません。しかも、せっかく前照灯と方向幕が別のプリズムになっているのに同じ電球色というのも残念です。

というわけで、
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電球を撤去してCRDとLEDを仕込んでいきます。狭い空間に押し込むならチップCRDが便利。秋月電子などで購入できます、

ここで、ハンダ付けでオススメしたいアイテムのご紹介。
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「ひっつき虫」です。ハンダ付けする部品の保持に使います。熱を加えても焦げたり異臭を放ったりせず、繰り返し使用可能。
これさえあれば、基板に対して斜めに部品を立ててハンダ付けするという技も簡単に繰り出せます。位置決めが劇的に楽になるので推していきたいアイテム。


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さて、尾灯の回路ですが、CRDの先に赤色と白色のLEDを並列でセットしておきました。ところがこれ、白色側が光らないんですね…
どうやら電気が流れやすいほう(赤は消費電力が少ない)に全部回ってしまったようです。

仕方がないので組み直し。CRDを3つも使用する豪勢な回路になってしまいました。

さて。
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やっぱ色分けするとカッコいいですね。
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こっちはプリズムの都合でこうなってしまいました。遮光塗装が必要ですね。


さて、プリズムを銀色で塗装してみたところ…

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あれ???????

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暗くね??????

光がプリズムを通ってくれませんね…


光が透明な物体を通って進むのは全反射によるもの(中学校でやった内容だったっけ)らしいので、塗装したことによって表面が荒れてしまい、反射してくれなくなったのかも知れません。

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さて、気を取り直して爪磨きでプリズムを研磨。ここから色々と工夫してみたのですが…


何度やっても方向幕の明るさは揃ってくれません。仕方がないので、ライト基板の加工のやり直し。

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尾灯側の方向幕LEDを前照灯側に移動。すると、明るさはほぼ同じに。


前照灯への光漏れを防ぐため、方向幕の導光用プリズムを半分に切って片方は真っ黒に塗装。

また、方向幕の光が下から入ってこないようにボール紙のついたてを設置、プリズムにはアルミテープを貼り込んで遮光。

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これで明るさが復活、方向幕の明るさも揃いました。遮光には塗装よりアルミテープですね。

尾灯を点けた際に前照灯が光る問題ですが、かなり改善しました。ゼロにはできませんでしたが…


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最後に、ライトユニット全体をフラットブラックで塗装。前面や客室から見えるのは恰好がよくないですからね。一部だけ元の緑色を残し、乗務員扉から見えるようにしておきました。


・灯火の改造(高運編)

こちらもLED化します。まずは元の状態を…
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ハイ。漏れすぎですね。大改造がここで祟りましたね。


さて、こちらの方向幕ですが…
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一つのプリズムに全てがまとまっています。どう考えても別個に点灯させるのはメチャクチャ面倒なので、こちらの方向幕は不点灯とします。


普通にLED化して、

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方向幕に光が回らないようにプリズムを切断。根元は黒く塗っておきます。


LEDの取り付け位置が悪かったのか、尾灯が異様に暗かったので…
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φ2.0mmの光ファイバーで導光してやりました。

・ステッカー

行先表示のステッカーです。訓練用なので旅客は相手にしていないゆえ、本当にフリーダムでした。

今回は武蔵野線系統の幕を選びました。私にとって武蔵野線は非日常の異次元空間なので色々面白いなぁと…(失礼)

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購入したのは鳳車輌製造のNo.229「103・201・205系 豊田・京葉 国電用方向幕 武蔵野線/JR篇」。武蔵野線103系に使える幕には世田谷総合車輌センターの製品もありましたが、運番も収録されている点を買ってこちらを選択。

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低運の前面は「南越谷」をセット。表記が「南越ヶ谷」だった時代の影響で他とはスタイルが異なっている幕です。詳しくはこの製品の取扱説明書をご覧くださいませ。

鳳車輌のステッカーはそこそこ厚いので、「貼る」というよりは「嵌める」といったイメージになります。


低運車には側面の方向幕もありました。模型ならば左右を同じにする必要はないので……
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片方は「むさしのドリーム東京」、

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反対側は「新松戸」を選択。

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ところで、この製品の側面ガラスは元々裏から白く塗ってありました。ガラスの内側に貼るためには塗料を落とさねばならないのですが、どうしても隅に溜まった分が落ちてくれませんでした。
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というわけで、さっきから何度も登場しているツメ磨きで裏側をツライチにしてしまいました。ガラスのような面積の大きなパーツでも十分使えます。本当にオススメです。

貼り付けに使用したのはこちらの両面テープ。
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ホームセンターで購入しました。両面に保護フィルムがあるのでカットが容易です。


最後に運番ですね。低運転台車にATS-Pを搭載した際、運番表示器は前面窓の内側に追いやられました。この機器を再現したステッカーも収録されていたので、
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説明書の指示通りにプラ板に貼って、断面を室内グリーンで塗って取り付け。[99E]なんていう番号を選べるのも事業用の醍醐味。


高運車は…
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あ゛、運番……忘れてた……

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適当なプラ板に適当なステッカーを貼ったやつでお茶を濁しておきます。今回は都合のよいステッカーが無かったので再現しませんでしたが、実車はずっと運番[05A]を出していたようです。前任の101系訓練車もずっとこの番号でした。大宮のこだわりどころなのでしょうかね(謎)

行先は「新秋津」に設定。ここに配置されていた105系の訓練車にちなんで選びました。本当は「ホリデー快速おおみや号大宮」がよかったのですが、一コマのために買うのは……と考えて断念。


ここで、前面方向幕にも側面と同じ「ガラスの裏側」感を与えてやりたかったので、先程切断したライトプリズムを…
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爪磨きで磨いて板状に加工。……したのですが、サイズが一回り小さくて使い物になりませんでした。失敗。


・床下の色差し

前面床下のコックに色を入れます。
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こんな感じになります。
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先程さすがに車体色の塗装には使えないと書いたMr.リターダーですが、ここで威力を発揮しました。普通のシンナーで溶いて塗ると糸を引いたり表面がガサついたりして綺麗に仕上がらないのですが、コレを使えば解決。エナメル以外の塗料も色差しに使えるようになるツールです。お試しあれ。

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また、この機器にもスミ入れを施しておきました。


・完成!!

ようやく完成です。長かった。本当に長かった。
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特徴的なズレた尾灯上の手すり、これはモールドにはない表現です。手すりを立体化した甲斐がありました。

続いて撮影タイム。
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角度の浅い光を使って、床下機器が見えるように撮ってみました。この車両には夕陽がよく似合いますね。


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こう撮ると躍動感が出るかな。
もっとも、実車は数百メートルの区間を行ったり来たりだったわけですが。


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撮っていて夕陽撮りの良さを発見してしまいました。
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運転室の壁に落ちるワイパーの影。目立たない部分でも作り込んだ甲斐があるというものです。

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長い影。

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一度でいいから実車を見てみたかったものです。テツ趣味に目覚めるのがもっと早ければ…


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運転会のスターになれる車両。自分だけの車両を持つって素晴らしいですね。

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2017/06/23 投稿

BトレでE231系通勤型(東海道線仕様)を作る

何をどう間違えたのか、アニメの「ラブライブ!サンシャイン!!」には、湘南帯のE231系0番台が登場します。


はてなブログの埋め込み機能、twitter.comに対しては使えてもmobile.twitter.comには使えないんですね…意外な弱点。もっとも、URLの文字を手作業で消せばいいだけなのですが

当然のことながら鉄道が主体のアニメではないため、いちいち指摘するのは野暮というものです。しかし、

  • ステンレス塗料の塗装練習がしたい
  • 魑魅魍魎が作ってみたい

が重なった結果、作ってみようと考えました。

塗装練習なので適当な端材でやってもいいのですが、模型に使った時間は全て作品として残したいのです。これは一種の貧乏性か?

・素材を用意する

本格的なNゲージ模型を使うのはもったいないので、中古ジャンクのBトレを使用。今回の犠牲車種車こちら。
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旧製品のE231系0番台常磐線仕様。ドア窓のエラーが修正される前の製品で、BトレWiki曰くこの仕様では3回生産されていた模様。この子もまさか最終的にこんな用途で使われるとは思ってもいなかったでしょうね…

秋葉原某々ンデッタで、床板なし・アンテナ折れ・スカート割れの状態で100円でした。遊ぶには丁度いいお値段と状態。

・塗装の剥離

再塗装するならば、というわけでいつも通りにIPAに漬け込むのですが、その前に一つ。なぜか中古でBトレを買うとネバネバした接着剤が付いていることがあります。なかなか厄介なのですが、水に漬けておくとふやけて取れます。このような中古を引いてしまったときはお試しあれ。
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・塗装する

・前面

今回の目的はメタリック塗料の試し塗りなので、顔面はお手軽に済ませます。IPA漬け込みはせずに不要な帯を上から塗り替える形で再塗装。

常磐カラーを残してマスキングし、最初に適当な薄灰色を吹き付け。下地の色はこれで隠せます。濃い色の上に他の色を重ねるときにも使えるテクです。

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GMのNo.3「黄かん色」を吹いて、オレンジ色の部分を覆って上からMr.カラーのNo.66「デイトナグリーン」を塗装。


前面のベース色ですが、アニメでの色の描写は光線状態の都合もあってハッキリしていなかったので、ここが白なのか銀なのか断定は出来ませんでしたが、E231系0番台のお顔の枠の色はご存じの通り総武仕様が銀で常磐仕様は白。どちらが適切(??)なのか悩んだのですが、白というと基本的に209系500番台のイメージなので、銀のほうが適切でしょう。

でも面倒なので省略。今回の主役はあくまで側面の銀です。


・側面

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IPA漬けにした側面の上に、こちらも上記の黄かん色とデイトナグリーンを塗ります。
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以前、東京・大宮の209系訓練車を作ったとき、JR東日本の湘南帯の緑はMr.カラーのNo.64「ルマングリーン」でもいいかも、と書きましたがどうも色が明るすぎるようです。

帯のマスキングですが、今回から
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トレジャータウンの「細切りテンプレートR」を使用しています。普通の定規だけでは平行を出すのが大変…もとい、なかなか平行になってくれないのですが、これがあれば楽に綺麗にキマります。お値段3000円+税と安くはないですが、節約できる時間と精神力を考えれば高くはありません。

切り出しの幅は0.1mm単位で決められます。参考までに、今回のオレンジ部分は1.0mm、窓下の帯全体で2.5mm、幕板の帯は1.6mmです。
実車と比較すると変なバランスですが、旧製品Bトレの金型の寸法がおかしいので塗装でごまかそうという魂胆。


さて、ここからが主題。

今回は、メタリック塗料の試用が目的。

・ガイアノーツのNo.1001「ライトステンレスシルバー」
・Mr.カラーのNo.「アルミニウム」
・ガイアノーツのNo.「スターブライトシルバー」

を全て試すべく、左右非対称にしてみました。両方の側面を同時に見ることは普通ありませんから、ね。全ての面を独立に塗装できるのがBトレの強み。

今回使用する車体は、
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裏側の刻印が"231 A1"と"231 A2"。リニューアル後の製品はどうなっているのかが気になるところ。

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まず、窓周りの色として"231 A1"には「アルミニウム」を、"231 A2"には「ライトステンレスシルバー」を塗ります。
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マスキングしたら、次に"231 A1"には下地として黒を塗ってから「スターブライトシルバー」を、他方には直接塗装。
E231系(1000番台)の実車のドアはダルフィニッシュだったようなのですが、ドアのマスキングが面倒なので割愛しました。

仕上がりはこんな感じ。
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209系訓練車を作った際、「スターブライトシルバーは下地の影響を大きく受ける」といったようなことを書いたように思いますが、あの時は塗りが不十分だった可能性が浮上しました。そこで、下地が確実に隠れる程に厚吹きしてみると…

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正面から見るとあまり違いが出ないのですが、
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斜めから見たときに違いが出ることが判明。左が直接、右が黒ベース付き。斜め下を向く部分は黒っぽく見える、あの光の反射の様子が再現できたのでは?


最後に、ステンレス塗装の保護。一般的なクリアーをかけるとメタリックの反射が濁ってしまうのですが、塗料の重ね塗りの基本知識に立ち返ってラッカー系の塗料を侵さないエナメル塗料を選択。

こちらがクリアー吹きの前で、
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こちらが吹いた後。
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写真だと伝わりにくいのですが、下部の銀も含めてほとんど輝きが変化していません。メタリックの保護にエナメル塗料を使うといった話をあまり聞かないのが不思議なところ。

・屋根板

IPAに漬け込んで、最初にガイアノーツのNo.073「ニュートラルグレーⅢ」を吹き付け。E電の屋根色として、自分のスタンダードとなりつつある色。
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そして、ラジオアンテナを残してマスキングし、ガイアのNo.001「ピュアホワイト」で塗装。この時にスカートもまとめて塗っておきます。
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それが終わったらつや消しクリアーを塗装。クーラーには付かないように軽く覆っておきます。メタリックの下につや消しが入ると輝きが落ちるからです。

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今度はクーラーを出してマスキングして銀で塗装。この上にやはりエナメルクリアーを吹きます。

そして、台車レリーフをFARBEの「床下グレー」で塗装して組み立てたら…

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完成!
帯の塗装パターンを間違えているけど気にしない!

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真横から見た車体。実車の質感の違いを強調した…もとい、しすぎた感も。

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こう見ると、ドア窓の謎のHゴムが目立ちます。


・余談

・クリアー塗料の色

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今回は使用しなかったツヤありクリアーのGX100「スーパークリアーⅢ」ですが、何をもってスーパークリアーを名乗っているのかが分かりました。確かに通常のクリアーは少し黄色いですね。

・FARBEの床下グレー

サラッと触れて終わりにしましたが、この塗料はかなりイケる色合いです。JR東日本特有の床下ダークグレーにぴったり。是非お試しを…。


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2017/06/12 投稿

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