東北本線をひたすら南下する†修行†をしている最中に見かけて気になっていた物件です。
妙に白くて綺麗な割に手前の道路は繋がっているようには見えず、しかも横幅が狭く自動車の通行は無理そうです。廃道?未成道?と気になってしまったので途中下車して見ていくことにしました。
・場所
福島県泉崎村の中央部、東北本線の泉崎駅の北東にあり、車窓からも十分見えます。泉崎は新白河~郡山間にある小さな駅で、乗り鉄的には特にどうということはありません……ので何度通ったことがあっても知らない人は知らない駅でしょう。
車窓からの写真は撮れていないのですが、北へ向かっている方は泉崎発車後に右を、南へ向かっている方は矢吹の次の駅に到着する前に左を見ていれば見えます。
さて。ちょっと早めに家を出て泉崎で降りました。平日昼間の列車だったのですが10人以上の乗降がありました。意外と利用者は多いようです。なお、青春18きっぷを提示して降りたのは私だけでした。そりゃそうか。
写真の右奥に見える白い物が今回の目的です。こちらに向かって道路が伸びてきていますが、この駅はそちら側に出入口がありません。どうして。
駅を出て少々歩き、北側のアンダーパスをくぐると橋にたどり着けます。
地図には描かれていませんが、道路から階段で上がることができます。
上がってみるとこんな感じ。細くまっすぐな橋です。
タイル張りの綺麗な橋ですが傷みが目立ちます。しかもタイルが剥がれたところをセメントで埋めて補修しています。予算がないのでしょうね。
渡り終えて振り返るとこんな感じです。
さて。橋の先は「天王台ニュータウン」という宅地になっています。常磐線かな?
かつて横浜市北部のニュータウンに住んでいた身としては、「なんか見たことがある光景だナ」というのが正直な感想です。本当にこんな感じなんですよね。
強い既視感を覚える宅地でした。ただ、空地が多いですねぇ。
こういう波打ちレンガ?が敷き詰めてある地面はまさに自分が住んでいた場所に多く見られたものです。雑草は生えていませんでしたが。
こんな場所が東北本線の小さな駅の近くにあるというのが驚きです。ただし、村側が思ったようになってはいなさそうですね。いかんせん空地が多すぎます。
さて。橋を渡って駅へと戻ります。今度は駅へと続……かない道を歩いてみます。
はい。どうして。
駅に戻るために駅を離れたら(?????)貨物が通過していきました。この距離感で駅に入れないもどかしさよ。
さて、駅の出入口がある側に戻ってきました。
泉崎はSuica非対応区間の駅ですが自販機では使えるようです。
・地図上での扱い
さて。未成道に等しいようなこの橋と駅へのアプローチ道路、地図によって扱いが大きく異なっており面白いことが分かりました。
・Yahoo!地図
橋は道路として描かれています。ただし、橋の下の道から上がってくる階段は描かれていません。
・Google Map
橋がそもそも描かれていません。よく見ると細い道もバッサリ省かれています。