
前回までの記事で鉄コレの長電8500系、朝陽さくらラッピング列車を走行化・点灯化しました。
今回は足回りを改造し、「Njゲージ」化した上で下回りのディテール密度を上げていきます。
前回の記事はこちら。
・目次
Njゲージ用台車の制作
狭軌を再現するための台車を制作します。
実車について
TS-807系の台車はマイナーチェンジが繰り返されておりバリエーションが多いのですが、結論から言うとT2編成の実車はTS807M(M台車)とTS815M(T台車)を履いているようです。
長電のT2編成は両端のデハを東急時代の8602編成、中間を8603編成から持ってきた編成で、いずれの編成も8500系の6次車にあたるようです。8500系は8000系のマイナーチェンジ版という立ち位置の関係上トップナンバーが6次車になるんですね。電車なんもわからん
先行研究の調査
nano factoryさんがTS807Mをモデリングしてらっしゃいました。
Fusionのコンストラクション(スケッチ線を補助線扱いにする)という機能は初めて知りました……CATIAにある機能そりゃFusionにもあるか。
また、以下のサイトも資料として使わせて頂きました。
モデリングする
上記の資料を見ながらこねこねした結果こんな感じになりました。ボルスタアンカーの部分は別パーツにします。

床板への固定は鉄コレの割りピンを活用することとします。
何度か印刷とデータ修正と印刷を繰り返すとこんな感じ。

集電板はKATOの物を曲げ、カプラースプリングで床板に電気を受け渡す方式にします。以前の記事で鉄コレ台車を集電化改造した時と同じ構成としています。
側梁はt1だと薄すぎて反ってしまったのでt1.6としておきました。ゴツい気もしますが、それでもやはり台車レリーフが反っていますね……3Dプリント品の反り対策は考えていかなければならないところです。
ボルスタアンカー部も作ります。
ボルスタアンカーの本体となる棒は3Dで出しても歪んで格好が悪くなりそうだと考えたので、ボルスタアンカーを支える腕の部分に凹みだけ作っておいてキリ追加工→φ0.4金属線を挿入して表現することにしました。

また、取付穴を長穴にして、床板への開孔位置が多少ズレても位置決めが効くようにしてみました。

出した物を黒く塗ってやるとこんな感じ。いいですねぇ!

斜め上から見下ろした姿が非常にそれっぽいです。横浜線から見下ろす長津田検車区に居た8500、こんな感じだったなぁ

下から。

上から。

やっぱ東急8500のプロポーションはこうだと思うんですよ。車体のデザインがすっきりしている分だけ下回り改造の効果が出ますね。

なお、正面から見た時のプロポーションを良くするため、先頭車の運転台側台車にはビバン模型製作所の薄型ローフランジ車輪を入れてあります。
連結器の修理
以前自分で設計してDMMに印刷を外注した通電カプラーが折れたので、内製化した上で修理しました。こういう部品もサクッと出せるのがプリンター所有のメリットですねぇ。
今回壊れたのはTNの首振り機構の回転中心になる柱?です。

展示会でこの連結器を見た方に良く言われるのが「その連結器抜けませんか?」なんですが、結局コネクタの部分は一度も自然には抜けませんでした。根元が折れるほうが先でしたね。
前作はDMMのアクリルで印刷していたので脆く折れやすかったのですが、今作は靭性がかなり向上しています。どうなるか経過観察したいと思います。
続きます。今回台車を作ったのは1両分だけなので、次回は残り2両も短軸改軌していこうと思います。