日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【1/80】鉄道模型の動力にトルコンもどきを仕込んでみた(失敗)


鉄道模型が発進する時、接触不良などによりどうしてもモーターが急に回転を始めてしまう場合があります。その際にガクン!と走り出してしまうのを防いで滑らかな走りを実現するべく、走り装置に流体継手を入れてみました。



使ってみたのはこちら。

ロータリーダンパーです。本来の用途は家具や自動車インテリアの蓋などで、手を離すとゆっくり閉まっていく動きを作るのに使われているようです。

品番 FRT-E2-100G1、-300G1、-400G1の3種類を買ってみました。それぞれ定格トルクが0.001N・m、0.002N・m、0.004N・mとなっています。数値を出されても直感的にはよく分からなかったので、モノタロウで当日出荷可能な物を軽い順にいくつか買いました。

ネジ止め用の羽根を切り落とし、軸に穴を掘り、金属棒を挿入しました。

これを2基背中合わせにしたものをモーターとMPギア(IMONギア)の間に入れました。ロータリーダンパー同士はとりあえずテープで固定しておきました。

ちなみに外装の素材はポリカーボネートとのことなので、アクリサンデー接着剤で接着することもできそうです。
 
実車で言うと変速段を追加した代わりに直結段が消えた形になりますね。
 



で、実際に走らせてみましたが……結論から言うとダメでした

まず、ロータリーダンパーの回転が硬すぎて全く回っていません。一番弱い物を背中合わせにしてもダメでした……
逆に言えば、HO鉄道模型の発進に必要なトルクは0.001N・m未満だということになります。ある意味面白い知見かも。

また、ロータリーダンパー自体の回転軸にアソビがあり、ドライブシャフトが芯振れするので走りがガクガクした上に騒音が大きくなりました。完全に逆効果ですね……
 
という訳で、市販のロータリーダンパーを使う試みは上手くいきませんでした。残念。
 



上手くいっている事例を大昔にネットのどこかで見たのですが、改めて調べたら見つかりませんでした……Yahoo!ジオシティーズとかと共に消えてしまったのでしょうかねぇ。
 


余談ですが、電気モーターの先に流体継手とかトルコンとかそういう物を入れる行為、本物の鉄道車両でも実例はあったそうです。クモヤ790-1は交流モーターの先にトルコンが付いていたとか何とか。製造コストの安い交流電車を作るべく主電動機に単相交流モーターを採用→回転数のなめらかな制御ができなかったのでトルコンを入れてメカ側で対応した……という事情のようです。
やっていることが今回の実験とほぼ同じで面白いですね。
 

実はNのキット積んでます。GMのNo.308に何故か収録されているお顔を使う板餐館のキットです。いつ作ろうかしら。

当ブログはリンクフリーです。