Bトレ版を作った経験を活かしN版にも取り組んでみました。コデは以前から作りたかった形式なので、元のモニ2000の3連用に2箱、コデ用に2箱と合わせて4箱も買うという奇行に走ることに……(笑)
前例を探したところ、ヤフオクに鉄コレベースで茶色の姿を再現した作例を発見。また、キッチン製のキット組み立て品がレールマイスターから発売されていたのも確認しました。
目次
車体を作る
元の鉄コレモニ2000の2両セットのうち、モニ2019&2023タイプは片側が非貫通、モニ2005タイプは両側とも貫通扉付きという仕様です。コデは両側とも非貫通なので2019&2023タイプを2両用意して切り接ぐ必要があります。
車体を切る前に下処理をしておきます。
ドアは元が片側3ドアですが、コデに改造した時にうち2つ、つまり全体でドア4つを埋めています。残っているのは全体で2か所だけなんですね。埋めるドアの部分にもシル(窓下の帯材)が来るので、元のシルは全部落としておきます。また、乗務員室扉と客ドアの間の窓を増やしておきます。
モニとコデでは配管の引き方などが全然違ったため、屋根板のモールドはパンタ台座以外全て削り落としました。また、ヘッドライトを点灯化するためにKATOのZ04-6860「クモハ53飯田線 ヘッドライト」を取り付けておきます。ちなみにこれの青色(スカ色)バージョンがZ04-7648「クモハ52004飯田ヘッドライト」です
さらに、ドア窓の穴あけをします。ドアごと交換することも検討しましたが、サイズが合いそうな部品が見つかりませんでしたし3Dパーツを作るにしても結局ドアのくり抜き作業が必要になります。
このモニ2000の小窓は作業中に割れると面倒だから縮小したんでしたっけ?戦中戦後に不足していたガラスの節約を目的に似たような改造を施された電車がいたような気がしていたのですが、記事を書きながらネットを漁ったところそういう話は出てきませんでした。記憶違いですかねぇ。そういう形態を再現するためのドアエッチングパーツも見た記憶があるのですが……
不要なドアを埋めるためのプラ板を切り出しておきます。
切り接ぎ位置はコーナーにしてあります。ここなら雨どいや窓のヘッダーのことを気にせずに接げるからです。
下処理をしたら車体を組み上げます。この時に屋根板も接着します。オデコの部分まで黄色いので継ぎ目を消したいからです。
いいんじゃない?ヘッダー(ドアや窓の上の帯)を残したままドアを埋めるのが難しそうでなかなか着工できずにいたのですが、やれば何とかなるもんですね。
KATOの旧国用のヘッドライト部品を取り付け、継ぎ目を消して水切りとシルをプラ板で作りました。
車体の形を作ったらエッチングパーツを取り付ける穴を開けておきます。チャームポイントの前面サボ受けにはトレジャータウンのTTP241-01「私鉄用正面サボ受#1」の天地を詰めた物を使いました。Bトレ版は面倒くさかったのでそのまま使ってしまいましたがNは手抜きしないゾ。
動力ユニット
足回りにはKATOのクモハ12の動力ユニットを使います。鉄コレの動力ユニットを使うのが一番楽なのは重々承知なのですが、連結器はボディマウントにしたかったこと、台車を履き替えてNゲージと「Njゲージ」の両方になるようにしたかったことがあったためKATO動力にしました。5000系の回送列車だけがやりたいならばコデは敢えてT車にしていくのもアリだったのですが、工臨もやりたいのでM車にすることにしました。
↑Njゲージ用の台車はこの方法で作りました。
連結器
続いて連結器を改造します。元はKATO密連(フック無)なところをTN密自連に改造していきます。
上側の部品を接着します。……とは言っても軟質プラ同士なので仮止め程度の気持ちです。
TN密自連を組み立て、もげないようにエポキシ接着剤で根元を固めておきました。
でも伊豆箱根の旅客車(5000系)は密連だよな?と思い回送シーンを見たら、回送の時は5000系の連結器を交換しているんですね。JRのコキと繋いで駿豆線のほうに持って行っているので回送時の自連の使用は仕方ないのですが、どうして普段使いの連結器に密連を採用しているのかが気になるところです。増解結があるわけでもないですしねぇ。
後日追記:
コデの連結器は密自連ではなく自連でした。間違いに気付いたので作り直そうとしたのですが、
TN自連デカすぎない??電車には似合わんな???
というわけで密自連のトゲ(?)を削り落として自連風に仕立てることとしました。