103系のユニットサッシ車が余っていたので作ろうと考えました。プロトタイプはありますが、あくまでお気軽な塗り替えネタです。
大井へ向かう103系を馬場で後追い。この日は暑かった上に熱かったことを思い出しました。デジタルだったら1両毎の形式写真を撮っていそうだけど、この時はほとんど編成写真だけなのが今となっては惜しまれます。(1999/07/30・高田馬場) pic.twitter.com/GIWIGQuCeG
— いしわ りたろう (@taro_iswr) 2014年12月27日
昨日UPしたブドウ色103系に驚かれた方が多かったようなので、出してなかった大宮駅11番線据え付け前のカット。ウソ電じゃないですよw クハ103-810(1999/07/30・大宮) pic.twitter.com/hHUsBBmA1H
— いしわ りたろう (@taro_iswr) 2014年12月28日
TLに茶色い103系の話題があったので懐かしい写真を探してみた。大井で塗替え後、内装撤去かなにかで大宮に回送されて、そのあと大井へ送り返されるときの1コマ。Tc103-810ほか全9両+クモヤ143-15(1999/07/30・大宮) pic.twitter.com/ijFAPZRQib
— いしわ りたろう (@taro_iswr) 2014年12月27日
茶色103系は、習志野区310編成のうち三鷹方9両が、三鷹区2代目23編成として貸出し後の廃車前の出来事。唯一編成から外れたクハ103-803は、電連を装備し青梅線唯一の非ATC車として活躍しました。(2001/08/26・拝島) pic.twitter.com/eSGXxpy9E1
— いしわ りたろう (@taro_iswr) 2014年12月28日
実車の情報。不思議とGoogleやYahoo!で検索しても出てきません。Twitterは貴重な情報源。
今回作るのはクハ103-810です。
妻板は予め淡緑1号で塗り、貫通扉のみマスキングで残しておきます。
妻板の色ですが、クハ103-810は1979年11月製造、1999年10月に廃車になっています。特別保全工事は製造後20年程度経過した車両に施されたものらしく、工事を施した直後に廃車された……とは考えにくいので、未更新車をイメージして貫通扉を淡緑1号としています。
さて、残りの車体をFARBEのぶどう色2号で塗装します。前面の方向幕と運番表示器はマスキングゾルで透明なまま残しておきました。また、実車に合わせジャンパ栓受けは残してあります。
窓枠もマスキングして、エアブラシで塗ります。
前面の飾り帯の部分だけを出してマスキングし、Mr.カラーのステンレスで塗装。
ポスカを使ってHゴムを再現。濃い色の車体だと目立ちますね。試しに戸当りゴムもポスカで入れてみたところ、非常にうまくいきました。
はみ出すようにインクを流して、乾燥後に爪楊枝や濡れた綿棒で余計な部分を削っていくスタイルです。
ゴムの色入れとインレタ貼りが終わるとこんな感じ。
インレタはGMの6304を使用しました。バラ数字の並び替えで車番を再現。
クツズリにはポスカの銀で色を入れておきました。
最後に、Mr.カラーの半光沢を吹いてインレタとポスカを保護します。
側面の方向幕は白のペンで塗って表現。白すぎたかもしれません。
屋根板は集中冷房のものを選択し、Mr.カラーの灰色9号→GMのダークグレー→マスキングしてGMの灰色9号で塗りました。同じ灰色9号でも相当に色合いが異なりますね。
ある情報源によると、1998年12月の時点でクハ103-810を含む10両編成は全て冷房装置がAU75Bだったとのこと。したがって、この車両のキセは鋼製だろう、と判断したわけです。今回は写りの良い写真が多数見つかったので資料で裏付けする必要もなかったのですが、古い写真だと白なのか黒なのか銀なのか分からないことが多いので念のために確認しておきました。
台車レリーフは鉄コレ20弾の動力ユニット用のものを使用。出来がいいのと、鉄コレを箱買いして大量に余っていたのでこれにしました。
最後にですが、この模型には大きな間違いがあります。乗務員扉後ろの戸袋窓がないんですね。お手軽塗り替えなので見なかったことに…(^ ^)
Twitterでさらなる資料を見つけたので追記しておきます。
#103系の日
— くろやっこ (@Kuroyakko_9685) 2022年10月3日
何度目だ、ぶどう色の103系。
1999年9月、品川駅にて。 pic.twitter.com/HzTZsH6BQf