日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

Bトレでぶどう色の103系を作る


103系のユニットサッシ車が余っていたので作ろうと考えました。プロトタイプはありますが、あくまでお気軽な塗り替えネタです。


実車の情報。不思議とGoogleYahoo!で検索しても出てきません。Twitterは貴重な情報源。

今回作るのはクハ103-810です。




妻板は予め淡緑1号で塗り、貫通扉のみマスキングで残しておきます。


妻板の色ですが、クハ103-810は1979年11月製造、1999年10月に廃車になっています。特別保全工事は製造後20年程度経過した車両に施されたものらしく、工事を施した直後に廃車された……とは考えにくいので、未更新車をイメージして貫通扉を淡緑1号としています。


さて、残りの車体をFARBEのぶどう色2号で塗装します。前面の方向幕と運番表示器はマスキングゾルで透明なまま残しておきました。また、実車に合わせジャンパ栓受けは残してあります。


窓枠もマスキングして、エアブラシで塗ります。


前面の飾り帯の部分だけを出してマスキングし、Mr.カラーのステンレスで塗装。



ポスカを使ってHゴムを再現。濃い色の車体だと目立ちますね。試しに戸当りゴムもポスカで入れてみたところ、非常にうまくいきました。


はみ出すようにインクを流して、乾燥後に爪楊枝や濡れた綿棒で余計な部分を削っていくスタイルです。


ゴムの色入れとインレタ貼りが終わるとこんな感じ。


インレタはGMの6304を使用しました。バラ数字の並び替えで車番を再現。


クツズリにはポスカの銀で色を入れておきました。

最後に、Mr.カラーの半光沢を吹いてインレタとポスカを保護します。


前面の方向幕は裏からステッカーを貼って表現。見つかった実車写真にあわせ「回送」を選択しました。



側面の方向幕は白のペンで塗って表現。白すぎたかもしれません。



屋根板は集中冷房のものを選択し、Mr.カラーの灰色9号→GMのダークグレー→マスキングしてGMの灰色9号で塗りました。同じ灰色9号でも相当に色合いが異なりますね。
ある情報源によると、1998年12月の時点でクハ103-810を含む10両編成は全て冷房装置がAU75Bだったとのこと。したがって、この車両のキセは鋼製だろう、と判断したわけです。今回は写りの良い写真が多数見つかったので資料で裏付けする必要もなかったのですが、古い写真だと白なのか黒なのか銀なのか分からないことが多いので念のために確認しておきました。



台車レリーフは鉄コレ20弾の動力ユニット用のものを使用。出来がいいのと、鉄コレを箱買いして大量に余っていたのでこれにしました。



最後にですが、この模型には大きな間違いがあります。乗務員扉後ろの戸袋窓がないんですね。お手軽塗り替えなので見なかったことに…(^ ^)



Twitterでさらなる資料を見つけたので追記しておきます。

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