日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

TOMIXのパワーユニット"DU-1"を修理&改造する

TOMIXがかつて販売していたワンハンドル式のコントローラーです。
実物同様、ハンドルを引くと徐々にスピードがのってゆき、奥に動かすと減速してゆくタイプの楽しいパワーパックです。
 
かつて所属していた某部で放置されていた物を引き取って来たのですが、


正面は普通です。


しかし、裏面がいけません。まず入力の端子が失われていますどうしてこうなった。当然のようにACアダプターは行方不明で、出力も非常に原始的なターミナルが付いているのみでした。

これらを使いやすいようにアレンジします。針金等を駆使して無理やり電気を入れて使ったところ、面白いコントローラーだったのでぜひ使ってやりたいのです。


入力端子の検討

刻印に"AC IN"とあるのを見るに、入力は交流電源だったようです。無理やり使った時はKATOのスタンダードSに付いてきたAC-ACアダプターを使っていました。

KATOの出力は交流15V、TOMIX純正品は交流17Vだったようですが特に問題なく動いていました。これを使う方針で行きます。
…というより、KATOのアダプターの出力を電圧計で測ってみたら15Vを超えていたんですよね(笑)


KATOのアダプターの出力端子の外径は5.5mm、内径が2mmちょいでした。どうやら2.1mmのようです。

というわけで、秋月電子でパネル取付用の2.1mm標準DCジャックを買ってきました。DCって何だっけとか言わないで。



また、出力端子としてはKATOの24-827の分岐コネクターを購入しました。バラしてメス端子1個にして使います。

 
 

端子を付ける


このコントローラーは大変に都合のよい設計となっていました。端子のところが別パーツになっているんですね。


これと同じ大きさに切ったプラ板に入力端子用の丸穴を開け、出力端子用の四角い穴を開けます。


裏から切断したコネクターを貼りつけます。プラ用の接着剤でしっかりと付いてくれます。


分岐コネクター同士は硬めの金属線で繋がっています。カバーを切るときは一旦継ぎ目のところで割って、中身を取り出してから切りました。
この後、抜き差しの際(特に差すとき)に外れないよう、裏からプラ角材でガッチリと固めておきます。


あとは結線すればおしまい。入力と出力がKATO仕様、中身はTOMIXというコントローラーの出来あがりです(笑) 立石〇やめ二●責めとか言わないの。

ちなみにこのコントローラーにはディレクションスイッチが2つ付いており、出力端子をもう一つ用意することが可能です。何にするか決まらなかったので、配線はとりあえず絶縁して仕舞っておきました。いずれ何か付けようと思います。

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