実車は西鉄600形からの改造車で、後任に立場を譲り、改造工事を受けて元と同じ車番の600形614編成として旅客輸送に復帰(!)しました。
・編成表
・甘木線時代
甘木←[モ614][ク664]→宮の陣
・事業用車時代
大牟田←[モエ901][クエ902]→福岡(天神)
・貝塚線時代(現在)
(西鉄)新宮←[モ614][ク664]→貝塚
模型のほうも既に発売されていた600形のカラーバリエーションという立ち位置で発売されました。
さて本題へ、まずはパッケージから。
いきなり問題点ががが
"MADE IN CHAINA"
とは一体…
まあ、いいでしょう。
以下、各部品ごとに見ていきます。
・台車
パッケージの窓から見えるので、購入前から分かってはいたのですが
実物を知らなくても、これはひどいと思わせる出来です。
ちなみにパッケージを見ると、
実物に近い形状の台車が描いてあるので、ワンマイルさんが意図的にこうしたわけではなさそうです。
・屋根
まずお断りしますが、ここは写真を撮る前に塗装を落としてしまいました。
クーラーが一体成型になっていて、配管の表現は軽め。
上述の通り、カラーバリエーションの一つとして販売されたので、検測機器の表現は全くありません。
パンタグラフは、どこのメーカーにも似ていない独自の物が使われています。
軟質プラ製で、個人的には鉄コレのパンタグラフよりも上等ではないかと思います。
できれば接着しないでほしかった…
・車体
まず気になるのが、ドア窓・運転台窓の開口部とガラスの大きさが全然合っていないこと。
でも遠目に見るとそこまででもありません。明るい車体色の影響でしょうか。
室内灯を入れた時に目立ってしまわないことを願います。
・床下機器
電動車
付随車
実車の写真と比べる限りでは正しそうです。
また、運転台の下は、ボディマウントTNカプラーと同じ方式で、ダミーカプラー兼床下ディテールの部品が付いています。
・連結器
とってもシンプルなフック型の物です。
固定の方式は運転台側と同じで、一応は連結できます。
全体的にシャープな感じはありませんが、印象把握のレベルはかなり高いように思います。メーカー側にしてみれば「地元車」だからでしょうか。
立派な「Nゲージ」になるまで、色々と遊べそうです。