日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

山形鉄道YR-880形YR-882の資料

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以前乗りに行った際に資料的な写真を撮っていたのですが、使用するにあたり†クラウド化†したかったのでブログに上げました。

元画像はこちらからどうぞ。
山形鉄道YR-882 - hinodemaeinspection's fotolife



現在のYR-882号は「花結びより」にリニューアルされており、元々トイレとボックス席が備えられていた車両のトイレを撤去しオールロング化した上で脱着式テーブルの座金を設置してあります。網棚も撤去され代わりにダウンライトが付けられています。



撮影地:赤湯駅
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赤湯駅停車中ならびに荒砥駅を出た直後に車内の資料も撮っておきました。もっと撮るべきだったと絶賛後悔中です。
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撮影地:今泉駅
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撮影地:宮内駅
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【1/80】山形鉄道の鉄道むすめラッピング車を作る(1/n)

山形鉄道鉄道むすめ「鮎貝りんご」のラッピング車です。

はいかわいい。





はいかわいい。それでは作っていきましょう。



ベースはMAXモデル謹製のNDCキットです。


側面の板とガラスはこうなっています。バリエーションが多いので、車端部の小窓や側面方向幕、写真一番右の窓はバリエーション展開用の凹部が用意されています。
一般的なNDCは写真一番右の窓が幅狭なのですが、山形鉄道などは全て幅が一緒なので同梱されている別パーツのガラスをあてがう形になります。


デカールのパッケージはこんな感じ。今回買った2次車の品番NDC-A71のほか、1次車の品番NDC-A72もデカールは共通なんですね。


デカールの収録内容はこんな感じ。車番、花のイラストなどは8種全部用意されているのでどの車両も作れます。もっとも、今や原色は鉄道むすめラッピングのYR-887一本だけなのですが……
🄵🄻🄾🅆🄴🅁 🄻🄸🄽🄴🅁は白ベースと透過の2種類。Netトレインは今のドア上広告の所にあった表記で、「公衆無線LANサービス」を提供していた車両に書いてあったようです呼び名に時代を感じますね



目立つ表記だけでなく、白色で全く目立たないエンド標記や検査標記、▽ドアコック▽のほか、供、○帰、○接、○畜、消火器などの床下標記まで収録されています。



客室窓の拡大・車掌用の窓の開口を行い(山形鉄道仕様の場合キットのガラスの通りに開けると間違いなので注意、注意喚起の紙がキットに同梱されています)、



後の工程のことを考えながら少しずつ組み立てていきます。
室内表現を屋根裏まで再現したいので、箱にする前に構造を検討しつつ進めます。

肩の部分とか


運転台はユニットにして取り外せるようにします。(これは試作品です)


ステップの部分にもこだわります。


スカートはキットの指定通りに接着すると床板が外せなくなるため、1×1×4mmのネオジム磁石で固定します。


ドアコック移設の必要がありますね……あと給油口がバッサリ省略されているのでそれも自作して付けなければなりません。


次に動力装置です。
普通に考えればMPギアかパワトラを普通に付ければいいだけなのですが、車内にネジが突き出ているのは絶対に嫌だったのでHO業界あるあるな固定方法はしたくなかったのです。
MPギアの車軸に付いているギアを動かすことで入力軸を回転中心の直下から逃がそうかとか考えましたが、それが通用するのは16.5mmだけなんですね。12mmや13mmゲージだと左右方向の余裕がないのでして……

そんなことを考えていたら、ある日こんなものを見かけました。


これは凄いですね。

で、丸パクリでこんなものを作ってみました。


歯車は光学式の3Dプリンターで出してもらいました。

でも結局採用はしませんでした。回転がスムーズではなく、しかも実際に走らせてみたら騒音がひどくて……(笑)先ほどの方の工作技術の高さを思い知りました。


とりあえずT台車を作ります。こちらは元のキットの台車への軽加工のみで作りました。

接着ではなくネジ組み立てにし、分解できるようにしてあります。車輪はTOMIXのHO-W72で、ピボット軸受はKATOの古いNゲージから持ってきたプレスの深い台車集電板です。HOの台車集電板って誰もバラ売りしてくれていないんですね……


これ集電板に極細リード線を付けました。ケーブルがごちゃごちゃしないようにビニタイの芯の針金でまとめています。


で、動力台車はどうしようかと色々と考えていたらある日こんなものを見つけました。

エコーモデル様のサイトより引用

エコーモデルの低頭ビスです。2021年6月の新商品だそうです

これを見て考えが浮かんだので実践してみました。


台車レリーフをその辺にあった金属製のボルスターに取り付けます。M2の短いタッピングビスがなかったのでM1.4タッピングビスとワッシャーで留めましたが、今思えばKATOやTOMIXの台車を留めるビスを使えば良かったかもしれません。

で、結果から言うと、



こうしました!車内側にネジを突き出させずにMPギアを固定する方法です!思いつきが成功して良かった。


歯車装置にはIMONギアの軸間24.5mm、車輪径10.5mm黒染めプレート車輪の物を使用しました。
(IMONギアの一覧表はここが分かりやすいです。)

対立候補としてMPギアの同等品を考えていましたが、MPギアはどれも2個1組だと気付いた結果IMONに軍配が上がりました。
ちなみに後で気付いたのですが、この車両は併結運転をする気がないのですしせっかくIMONギアを買うなら減速比13:1のスローが効くものを買えばよかったなと思いました。失敗したなぁ。


配線を床下で組んで動かしてみました。スムーズに動いてくれます。やっぱり餅は餅屋ですね。騒音が気になるのでユニバーサルジョイントではなくIMONのシリコンチューブあたりに交換しようかなとか思っています。


・余談

車体が全長225mmなのでこのキットが1/80なのは確実です。
実車の台車のNP120は軸間1800mm車輪径762mmなので、1/80なら軸間22.5mm、車輪径9.5mmが妥当ですが、キットは軸間24.5になっており車輪径は10.5を指定しています。
簡単に言えばキット付属の台車はオーバースケールなのです。入手性の良いパワトラやMPギアの規格に合わせたという都合でしょう。

……って思ってたら、IMONギアには(12mmゲージなら)軸間22.5mm車輪径9.8mmプレート車輪の設定があるじゃないですか!!(メーカーの意図としては1/87模型向けのようですが)
いつか12mmゲージか13mmゲージデビューをするつもりでいるので、その時に向けてこれらの導入を検討しておきましょう。軌間をファインスケールに近づけると台車レリーフもリアルにできるので、レリーフは3Dモデルを描いて出そうかと思っています。



いつものこだわり癖のせいで箱組みして台車を付けるだけで記事が終わってしまいました。完成って言ったらいつになるんだろうなぁ……(笑)

続きます。

余談


鉄むすラッピング車デビューの告知ツイートです。塗装もピカピカなのでラッピング前に再塗装も一緒に行っていたのでしょうか。

トイズキャビンの1/87アルファードを分解整備する


出先で見かけて衝動買いしたガチャです。300円でした。カーモデルで1/87という妙なスケール、これは明らかに砲身が「こっち」を向いていますねぇ。ありがたく買わせて頂きました。

トイズキャビンの『1/87 TOYOTAアルファードヴェルファイアコレクション』で、引いたものはアルファード†ダークレッドマイカメタリック†です。


裏側も作り込まれていますね。スケールも車種もなく社名の刻印だけなのが潔いです。



ただ、気になるのが組み立てです。

部品がちゃんとはまっていません。押し込んでも動きません。これは頂けないですねぇ。

また、ホイールの印刷もズレていました。

というわけで分解しますが、ここが一番の賭けです。内部がどうなっているか分からないので、結局のところマイナスドライバーを突っ込んでエイッ!\バキッ/するしかないんですよね。調べても情報が出て来なかったことがこの記事を書いた理由だったりします。実質HOの車両だし室内表現したい人もいるでしょ?

というわけで、
 
エイッ!\バキッ/
 

はい。無事に取れました。ボンネットの下に2本、最後部の両端に2本の4本柱で上下が繋がっています。座席の作り込みが凄いですね。床板と一体ではなく別パーツです。横からだと濃いスモークガラスで見えないのですが、そういう所まで作るこだわりが大好きです。


運転台もこの作り込みです。



まず車体内側のバリが目立っていたので面取りしておきました。


ガラスも気合で外しました。


バックミラーも作って塗装までしてあるこだわりようです。


フロントガラスの左右の柱(自動車業界的にはAピラーと呼ぶようです)のバリが大きく、ガラスと接触してAピラーそのものが歪んでいたので削っておきました。


問題のリアガラスに着手します。正常にはまっていないのが分かります。

詳細は省きますが取れました。ガチガチに固まっていて外すのに難儀しました。まさか塗料生乾きの状態で組み立てているのか……?




リアガラス&後部標識灯の部品を削り嵌め合いを調整して組み戻しました。これでいい感じですね。ホイールの銀印刷ははみ出している部分だけ削り落としておきました。
 


というわけで、組み戻して分解整備は完了です。ずいぶん良くなりました。300円+小加工で1/87のカッコいいカーモデルになるのですから凄いものです。




 
トイズキャビンさんとしてはこれが初めての1/87モデルだったようで、その理由を探るべくTwitterを見ていたらこんな情報がありました。
大型ワンボックスカーは1/64だと業界標準のカプセルに入らないという事情なんですね。特に模型鉄を狙ったとかそういうことではないようです。

ただ、HOサイズの自動車は製品が少なく空白地帯が非常に大きいです。バリエーション展開に商機はあると思うのですがいかがでしょうか?個人的には無蓋室付きの軽トラが欲しいな~~なんて思っていたりします、名鉄のアレに改造するみたいなネタがあると思うんですよあとハイエースなんかもいいですね緑のJRマークでも貼ればあっという間に



後日追記
無蓋室付きの軽トラ、再版されるみたいですね。1/64かぁとか思っていたのですが、1067mmの1/64はだいたい16.67…mmと、HOゲージの16.5mmにかなり近いです。これはアリなのでは……!?

つづく!かも

【画像】東急のPASMO定期券

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右端が見切れているのはスキャナーの都合です

東急のPASMO定期券です。意外とネットに画像がないなと思いスキャンしてみました。数年前に引っ越して以来、青葉台もたまプラーザも行く用事がなくなってしまいましたね。


この画像、需要あるのかな……?

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