2021/11/14追記:
2021年11月13日に現地の様子を見に行ってきました。
ご覧のように、車両の脇で既存設備の解体工事を行っています。
着工が令和3年10月26日ということで、工事が始まったのは最近のことでした。元々は2020年に着工し2021年3月には完成している予定だったようですが、現段階で完成は2023(令和5)年2月の予定となっていました。気長に待つとしましょう。壊れていない綺麗な乙2の姿が拝める日を楽しみにしています。
以下は2019年6月の記事です。
成り行きで知り合いの方に誘われて見に行きました。車体が破損している、近々公園の再開発があるなどの事情であまり先行きが明るくなさそうだとのことです。
場所は「神明都電車庫跡公園」です。山手線の駒込駅から歩けます。
駒込で降りて、
少し歩くと着きます。
こんな感じの公園です。
有名な都電の6000型もいますが今回のお目当てはこちらではなく……
「電動無蓋四輪貨物乙2型」です。
車体はひどい状態でした。扉が大きく破損しています。とりあえず撮った写真を貼っておきます。
公園側から。
道路側から。
柵の上部はトゲになっていること、木の破面が汚れていることから人為的な破壊ではなく風化……であると信じたいものです。
そして気がかりなのがこちら。
神明都電車庫跡公園再整備工事の告知です。
邪推な気もしますが、告知書に6000の絵しか描かれていないのが不安です。いちマニアとしては貴重な乙2の延命を……!と思うのですが、意見交換会ではどう扱われるでしょうか。最悪の場合、2020年の工事着手とともに搬出して解体となるでしょう。早いうちに見ておいたほうがよさそうです。
2020年7月6日追記:
この公園の再整備工事の最終案が発表されていました。以下の画像は文京区の公園再整備のページに置いてあった第3回意見交換会のPDFファイルから取ったものとなります。
こちらが意見交換会ニュースレターの「裏面」の基本設計図(最終案)です。
都電改修(乙2形)の文字が!!!!!
- 6000だけでなく乙2も整備
- 足元はコンクリートから敷石に格上げ
- プラットホーム設置
- 屋根設置
と、かなりの厚遇を受けられる結果となった模様です。ああよかった。本当にありがとうございます!
しかも、同じページにある幼児用の遊具のイメージを見ると、
手前が6000モチーフなのは確実ですが、奥はまさかの乙2モチーフでしょうか?そうだとすれば愛されているようで非常に嬉しく思います。
着工と開園は「2020年度以降」とのことです。また情報を掴んだら更新しようと思います。