日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

鉄コレの相鉄モニ2000をボディマウントカプラー化する

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TNカプラーを付けると台車が回らなくなるために、ボディマウント化を諦める人が多かった車両。私もKATOの物を試してみたり、限界まで削ってみたりと色々試しましたが、全て失敗していました。


ところが、先日発売された連結器を試してみたらボディマウント化できました。
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三鶯(サンイン)重工のCESというカプラーです。三鶯重工は運転シミュレーション系ゲームのコントローラーで有名な台湾の会社ですが、模型部品の販売も始めたようです。取り付け部はTNタイプとKATOタイプの2種類、連結部は密自連タイプと棒連結器タイプの2種類あり、計4種類の製品が出ています。


カプラーポケットの部分が小さいことが特長で、台車が干渉して取り付けられなかった場所にも付けられるカプラーです。

ただ、これでもモニ2000にそのまま付けることはできません。加工を行います。

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ここまで削り込んで小さくします。復心装置を諦めることになりますが、仕方がありません。カプラーの回転軸を左右にずらす機構が他社のカプラーよりも車端部側にあるため、ここまで削ってもきちんと機能します。

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曲線通過時の様子。この程度回せばR280は曲がれます。

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私が設定している到達目標の「R280同士のS字カーブをクリア」も達成。これができれば殆どのレンタルレイアウトは走れます。

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ただし、弱点が一つ。カプラーポケットと床板取付部はKATOスタイルなツメで繋がっていて、一度外すとツメのモールドが潰れて緩くなってしまいます。本家KATOの連結器同様、解結時に根本ごと取れる問題が発生するんですね。破損防止のため、改造が終わった後に瞬間接着剤で固定しておきました。軟質プラ同士の接着なのでセメダインのPPXを使用しています。


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販売はF-Modelsのオンラインショップと秋葉原の店舗で行っています。(2018年2月現在)

この記事が、TNが付けられない車両でお悩みの方のお役に立てば幸いです。



秋葉原鉄道模型店をまとめたマップを作っておきました。ぜひご利用ください。

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