日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

BトレでE231系通勤型(東海道線仕様)を作る

何をどう間違えたのか、アニメの「ラブライブ!サンシャイン!!」には、湘南帯のE231系0番台が登場します。


はてなブログの埋め込み機能、twitter.comに対しては使えてもmobile.twitter.comには使えないんですね…意外な弱点。もっとも、URLの文字を手作業で消せばいいだけなのですが

当然のことながら鉄道が主体のアニメではないため、いちいち指摘するのは野暮というものです。しかし、

  • ステンレス塗料の塗装練習がしたい
  • 魑魅魍魎が作ってみたい

が重なった結果、作ってみようと考えました。

塗装練習なので適当な端材でやってもいいのですが、模型に使った時間は全て作品として残したいのです。これは一種の貧乏性か?

・素材を用意する

本格的なNゲージ模型を使うのはもったいないので、中古ジャンクのBトレを使用。今回の犠牲車種車こちら。
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旧製品のE231系0番台常磐線仕様。ドア窓のエラーが修正される前の製品で、BトレWiki曰くこの仕様では3回生産されていた模様。この子もまさか最終的にこんな用途で使われるとは思ってもいなかったでしょうね…

秋葉原某々ンデッタで、床板なし・アンテナ折れ・スカート割れの状態で100円でした。遊ぶには丁度いいお値段と状態。

・塗装の剥離

再塗装するならば、というわけでいつも通りにIPAに漬け込むのですが、その前に一つ。なぜか中古でBトレを買うとネバネバした接着剤が付いていることがあります。なかなか厄介なのですが、水に漬けておくとふやけて取れます。このような中古を引いてしまったときはお試しあれ。
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・塗装する

・前面

今回の目的はメタリック塗料の試し塗りなので、顔面はお手軽に済ませます。IPA漬け込みはせずに不要な帯を上から塗り替える形で再塗装。

常磐カラーを残してマスキングし、最初に適当な薄灰色を吹き付け。下地の色はこれで隠せます。濃い色の上に他の色を重ねるときにも使えるテクです。

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GMのNo.3「黄かん色」を吹いて、オレンジ色の部分を覆って上からMr.カラーのNo.66「デイトナグリーン」を塗装。


前面のベース色ですが、アニメでの色の描写は光線状態の都合もあってハッキリしていなかったので、ここが白なのか銀なのか断定は出来ませんでしたが、E231系0番台のお顔の枠の色はご存じの通り総武仕様が銀で常磐仕様は白。どちらが適切(??)なのか悩んだのですが、白というと基本的に209系500番台のイメージなので、銀のほうが適切でしょう。

でも面倒なので省略。今回の主役はあくまで側面の銀です。


・側面

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IPA漬けにした側面の上に、こちらも上記の黄かん色とデイトナグリーンを塗ります。
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以前、東京・大宮の209系訓練車を作ったとき、JR東日本の湘南帯の緑はMr.カラーのNo.64「ルマングリーン」でもいいかも、と書きましたがどうも色が明るすぎるようです。

帯のマスキングですが、今回から
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トレジャータウンの「細切りテンプレートR」を使用しています。普通の定規だけでは平行を出すのが大変…もとい、なかなか平行になってくれないのですが、これがあれば楽に綺麗にキマります。お値段3000円+税と安くはないですが、節約できる時間と精神力を考えれば高くはありません。

切り出しの幅は0.1mm単位で決められます。参考までに、今回のオレンジ部分は1.0mm、窓下の帯全体で2.5mm、幕板の帯は1.6mmです。
実車と比較すると変なバランスですが、旧製品Bトレの金型の寸法がおかしいので塗装でごまかそうという魂胆。


さて、ここからが主題。

今回は、メタリック塗料の試用が目的。

・ガイアノーツのNo.1001「ライトステンレスシルバー」
・Mr.カラーのNo.「アルミニウム」
・ガイアノーツのNo.「スターブライトシルバー」

を全て試すべく、左右非対称にしてみました。両方の側面を同時に見ることは普通ありませんから、ね。全ての面を独立に塗装できるのがBトレの強み。

今回使用する車体は、
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裏側の刻印が"231 A1"と"231 A2"。リニューアル後の製品はどうなっているのかが気になるところ。

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まず、窓周りの色として"231 A1"には「アルミニウム」を、"231 A2"には「ライトステンレスシルバー」を塗ります。
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マスキングしたら、次に"231 A1"には下地として黒を塗ってから「スターブライトシルバー」を、他方には直接塗装。
E231系(1000番台)の実車のドアはダルフィニッシュだったようなのですが、ドアのマスキングが面倒なので割愛しました。

仕上がりはこんな感じ。
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209系訓練車を作った際、「スターブライトシルバーは下地の影響を大きく受ける」といったようなことを書いたように思いますが、あの時は塗りが不十分だった可能性が浮上しました。そこで、下地が確実に隠れる程に厚吹きしてみると…

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正面から見るとあまり違いが出ないのですが、
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斜めから見たときに違いが出ることが判明。左が直接、右が黒ベース付き。斜め下を向く部分は黒っぽく見える、あの光の反射の様子が再現できたのでは?


最後に、ステンレス塗装の保護。一般的なクリアーをかけるとメタリックの反射が濁ってしまうのですが、塗料の重ね塗りの基本知識に立ち返ってラッカー系の塗料を侵さないエナメル塗料を選択。

こちらがクリアー吹きの前で、
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こちらが吹いた後。
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写真だと伝わりにくいのですが、下部の銀も含めてほとんど輝きが変化していません。メタリックの保護にエナメル塗料を使うといった話をあまり聞かないのが不思議なところ。

・屋根板

IPAに漬け込んで、最初にガイアノーツのNo.073「ニュートラルグレーⅢ」を吹き付け。E電の屋根色として、自分のスタンダードとなりつつある色。
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そして、ラジオアンテナを残してマスキングし、ガイアのNo.001「ピュアホワイト」で塗装。この時にスカートもまとめて塗っておきます。
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それが終わったらつや消しクリアーを塗装。クーラーには付かないように軽く覆っておきます。メタリックの下につや消しが入ると輝きが落ちるからです。

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今度はクーラーを出してマスキングして銀で塗装。この上にやはりエナメルクリアーを吹きます。

そして、台車レリーフをFARBEの「床下グレー」で塗装して組み立てたら…

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完成!
帯の塗装パターンを間違えているけど気にしない!

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真横から見た車体。実車の質感の違いを強調した…もとい、しすぎた感も。

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こう見ると、ドア窓の謎のHゴムが目立ちます。


・余談

・クリアー塗料の色

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今回は使用しなかったツヤありクリアーのGX100「スーパークリアーⅢ」ですが、何をもってスーパークリアーを名乗っているのかが分かりました。確かに通常のクリアーは少し黄色いですね。

・FARBEの床下グレー

サラッと触れて終わりにしましたが、この塗料はかなりイケる色合いです。JR東日本特有の床下ダークグレーにぴったり。是非お試しを…。


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・更新履歴

2017/06/12 投稿

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