日ノ出前検車区

趣味は朝活で。最近は備忘録と化しています

【1/150・5mm】近鉄260系を作る(1)

1/150でナローゲージ鉄道を再現すべく軌間5mmという独自の規格を作り、動力ユニットの改造にも成功しました。
しかし、せっかく技術を作ったのに作品がないのはなぁ……ということで車体のモデリングの練習も兼ねて作ってみることにしました。


なお、今回は中間車のサ120は作りません。図面が手に入らなかったこと、曲面が多く難しそうなこと、バス窓を綺麗に仕上げられる気がしなかったことが主な理由です。都合よく(?)実車もサを抜いて営業運転することがあったそうなのでその仕様で作ることにしました。




形式図は『鉄道ファン』のNo.263(1983年3月)の付録を利用しました。なお、あすなろう更新後の図面は『鉄道ピクトリアル』のNo.914(2016年2月)に載っています。……というより、こちらのほうが図が綺麗なのでモとクの車体形状に関しては鉄ピクの図面を使ったほうがよかったかなと思ったりしました(手遅れ)。

このやりかたで採寸して、

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車体のモデルを
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作って
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いきます。

簡単に見える形ですが、オデコのRに失敗してかなり手戻りしたりと苦労しました。曲面いっぱいな車体作れる人ってすごいなぁ。


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ヤスリ掛けのことを考えてドアは別パーツにしておきました。


また、尾灯の部分のモールドがありませんが、これはTTP904-02A『汎用角型ライトレンズ』を使用するつもりでこうしておきました。



で、この車体を板キット状に解体して、
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その他のブツとくっつけてDMMに出力依頼をします。




旅行から帰ってきたらDMMからお荷物が届いていました。

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で、リモネン漬けにしてから組み上げました。初めての3D車体どころか初めての板キットなので練習用にと作ったショーティー版です。データなら切り接ぎは楽な作業なんですよね。

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ヤスリで積層痕を削り、NAZCAのピンク、通称「ピンクサフ」で下地を整えます。上に塗るのが鮮やかな色ならばこれがいい、と教えてもらったものです。この上から適当な色を塗りました。


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←全面ヤスリ掛けしたultra 車端部以外ヤスリ掛けしていないextreme→
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凸モールドが少ないからextremeじゃなくてultraで出してもいいんじゃ?と側面の片側&屋根はultraにしてみました。側面はきちんとヤスリ掛けさえすればultraで問題なさそうです。逆に、ヤスリ掛けしないとextremeでも凹凸が目立ってしまっています。また、緩い曲面で構成される屋根板は、後述するランボードのこともあるのでextremeのほうがいいかな。
あと、車外スピーカーは別パーツにしておいたほうが良さそうですね。前面方向幕の存在も忘れていたので追加しなきゃ。



ランボードに関してですが、屋根上のベンチレーター?のモデリングをしようと資料を探していたときに気づいてしまいました。
あすなろう八王子線のWikipediaのサムネイル画像が260系の俯瞰写真なのですが、どう見ても片側だけランボードが付いているんですね。なんだそりゃ⁉Wikiに載っているのはク160側の写真ですが、ではモ260は?と資料を探していたらこんなのが見つかりました。


これの4枚目で確定ですね。どうやら編成全体の片側だけに付いているようです。

というわけで屋根板に追加でモデリングする必要が出てきました。



続きます。模型作りはやることが多くて大変ですねぇ。

青森駅の格安ホテル「ウィークリー翔」に宿泊

いつもなら迷わずネカフェに宿泊するのですが、諸事情あってホテルを探していた時に見つけた物件です。なんと1泊2000円~だと言うのですから驚きです。
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駅から徒歩 5分
シャワー 無料
タオル 有料
Wi-Fi × ※有線インターネットあり
飲食持込

・予約

当たり前ですが予約が必要です。公式サイトの予約ページの案内に従って予約しましょう。

・アクセス

青森駅から徒歩5分程度と立地は非常に良いです。
チェックインは16時から20時30分まで、遅刻は厳禁となっています。フロントの営業時間が20時30分までなのでそれを過ぎると建物に入れないのです。部屋の鍵と共に玄関の鍵を渡されるので、夜間に外出する際は忘れないようにしましょう。

また、20時30分以降は鍵の閉じ込み等の対応は有料となります。なんと1回5000円です。これをやると値段だけ立派なホテルになってしまうので十分に注意しましょう。

・料金

今回は目玉の税込2000円シングルAが満室で取れなかったため、テレビとポットが付いて税込2600円のシングルBを利用しました。
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なお、このホテルはキャッシュレス還元の対象となっていました。

・部屋

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部屋はこんな感じ。予想以上に普通のホテルです。

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ベッドやソファーも至って普通で、汚れていたり臭っているなどといったことはありませんでした。

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ハンガーもあります。

シングルAとの差額600円を支払ったテレビとポットはこちら。
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結局使いませんでした(笑)。しかし、学割が使えない場合なら2600円払ってもなお快活の12時間パックより安いのです。

・シャワー

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シャワールームは一般的なユニットバスです。十分に清掃されており清潔でした。ボディソープとシャンプーは備え付けてあります。

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ただし、公式サイトに書いてあった通り、タオル含めアメニティ用品は全くありません。必要な場合はフロントで購入することとなります。……が、ネカフェ泊民は持参しているでしょうから全く問題ありませんね。

Wi-Fi

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ありません。ただし、有線インターネットならあります。


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また、廊下に電子レンジがあります。

・チェックアウト

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朝はフロントが無人です。10時までにポストに鍵を入れて退出しましょう。



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総合的に、シャワー無料、完全個室でベッドまで付いて最大18時間ならば、2000円どころか2600円でも安いと言えるかと思います。ネカフェよりも安く泊まれるのは強いですね。




ウィークリー翔は岐阜が主な商圏ですが、姉妹店が富山や難波、宇都宮などにもあります。旅行の際には活用してみてください。


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台車組立図の掲載場所(備忘録)

自分用の備忘録

書籍名 号・発行年 台車形式 車両形式 備考
電氣車の科学 1978/01 KD-219 近鉄270系 形式図・断面図も掲載
電氣車の科学 1969/02 DT138/DT139 EF81  
電氣車の科学 1975/01 TR69I 色々な国鉄 DT32Iの相方
電氣車の科学 1978/04 FS-398 名鉄6000/6200/6600/100系など? FS098の相方
電氣車の科学 1976/07 TS-816/TS-817 相鉄2100系  
電氣車の科学 1971/02 何らかのミンデン台車 後でちゃんと調べとけ
電氣車の科学 1968/12 DT38/TR208 711系  
電氣車の科学 1968/01 TR212 103系 特集記事「新らしい103系用付随台車」で詳細に解説されている
電氣車の科学 1967/07 ND305/FS362 名古屋市交1000 住友が設計したFS362を日車が製造したのがND305……?
電氣車の科学 1967/06 KD61 近鉄6000  
電氣車の科学 197?/03 FS395 上信電鉄1000  
電氣車の科学 1990/10 SUミンデンTRS-90M(住友SS115)? 東武100系 「SU型ミンデン式軸箱支持方式ボルスタレス台車を改良したもの」とある
電氣車の科学 1983/10 ニューヨーク市地下鉄R62形  
電氣車の科学 1988/01 ND701 (名鉄7700系) 試作ボルスタレス台車
電氣車の科学 1988/01 リニア用操舵台車 大阪南港のリニアモーター小断面地下鉄 大阪南港の試験線のアレの台車
電氣車の科学 1992/12 WDT300/WTR300 681系  
電氣車の科学 1986/11 三菱電機のリニアモーター試験車両  
電氣車の科学 1986/09 KW-35B 山陽5000系  
電氣車の科学 1986/01 TRS-63M/TRS-63T 東武6050系  
電氣車の科学 1985/08 TH-1500M/TH-1500T 京急1500形  
電氣車の科学 1984/03 ND-116/ND-116T アルゼンチン国鉄M4000/R4600通勤近郊型 軌間1676mm
電氣車の科学 1964/12 FS-360/FS-060 小田急2600系  
電氣車の科学 1962/12 DT125/DT126 EF63  
電氣車の科学 1963/06 ルノー製ゴムタイヤ台車 パリメトロ1号線用車輌 鉄輪とゴムタイヤを併用するシステム
電氣車の科学 1963/06 DT32/TR69 新らしい急行電車用台車  
電氣車の科学 1965/06 DT32A/TR69A 481系  
電氣車の科学 1965/05 DT115B/DT116C EF65  
北総開発7000のパンフレット 1979年 HS-101 北総開発7000  
京都市交10系のパンフレット 京都市交10系  
ここ 2007年 ND-740/ND-740T 名古屋市交N1000 個人が開示請求したものを公開していると思われる
同上 2011年 SS176M/SS176T 名古屋市交N3000 同上

【青春18で】泉崎駅近くの謎の白い橋を見てきた【寄り道】

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東北本線をひたすら南下する†修行†をしている最中に見かけて気になっていた物件です。
妙に白くて綺麗な割に手前の道路は繋がっているようには見えず、しかも横幅が狭く自動車の通行は無理そうです。廃道?未成道?と気になってしまったので途中下車して見ていくことにしました。

・場所

福島県泉崎村の中央部、東北本線の泉崎駅の北東にあり、車窓からも十分見えます。泉崎は新白河~郡山間にある小さな駅で、乗り鉄的には特にどうということはありません……ので何度通ったことがあっても知らない人は知らない駅でしょう。
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車窓からの写真は撮れていないのですが、北へ向かっている方は泉崎発車後に右を、南へ向かっている方は矢吹の次の駅に到着する前に左を見ていれば見えます。


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さて。ちょっと早めに家を出て泉崎で降りました。平日昼間の列車だったのですが10人以上の乗降がありました。意外と利用者は多いようです。なお、青春18きっぷを提示して降りたのは私だけでした。そりゃそうか。


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写真の右奥に見える白い物が今回の目的です。こちらに向かって道路が伸びてきていますが、この駅はそちら側に出入口がありません。どうして。


駅を出て少々歩き、北側のアンダーパスをくぐると橋にたどり着けます。

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ちなみに泉崎が村だと知ったのはこの時です。合併吸収されず独立を保っていられるだけの収入源があるのでしょう。


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地図には描かれていませんが、道路から階段で上がることができます。

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上がってみるとこんな感じ。細くまっすぐな橋です。


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橋の名前は「泉崎天王タウンブリッジ」、平成10(1998)年9月完成だそうです。……ということは、完成から20年以上経って未だに反対側の出入口が整備されていないのですね。どうして……


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タイル張りの綺麗な橋ですが傷みが目立ちます。しかもタイルが剥がれたところをセメントで埋めて補修しています。予算がないのでしょうね。


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渡り終えて振り返るとこんな感じです。


さて。橋の先は「天王台ニュータウン」という宅地になっています。常磐線かな?
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かつて横浜市北部のニュータウンに住んでいた身としては、「なんか見たことがある光景だナ」というのが正直な感想です。本当にこんな感じなんですよね。


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強い既視感を覚える宅地でした。ただ、空地が多いですねぇ。

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こういう波打ちレンガ?が敷き詰めてある地面はまさに自分が住んでいた場所に多く見られたものです。雑草は生えていませんでしたが。


こんな場所が東北本線の小さな駅の近くにあるというのが驚きです。ただし、村側が思ったようになってはいなさそうですね。いかんせん空地が多すぎます。


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さて。橋を渡って駅へと戻ります。今度は駅へと続……かない道を歩いてみます。


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はい。どうして。


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駅に戻るために駅を離れたら(?????)貨物が通過していきました。この距離感で駅に入れないもどかしさよ。


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さて、駅の出入口がある側に戻ってきました。

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泉崎はSuica非対応区間の駅ですが自販機では使えるようです。


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駅前には「泉崎資料館」という建物があります。……が、流行りのコ□ナウイノレスを理由に休館していました。駅の反対側の出入口ができない理由は何なのか訊いてみたかったのですが叶いませんでした。ちくせう。



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・地図上での扱い

さて。未成道に等しいようなこの橋と駅へのアプローチ道路、地図によって扱いが大きく異なっており面白いことが分かりました。

・Yahoo!地図

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橋は道路として描かれています。ただし、橋の下の道から上がってくる階段は描かれていません。

Google Map

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橋がそもそも描かれていません。よく見ると細い道もバッサリ省かれています。

国土地理院

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橋はもちろん下の道に降りる階段も片方は描かれています……が、今回私が使ったほうの階段は描かれていません。あの階段だけ新しいのかな?
ちなみに国土地理院の航空写真はとても古くこの橋が写っていません。民間サービスで事足りるこのご時世だからでしょうかねぇ。

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